私の夫はアラスカ出身!大自然に暮らす「ワイルドファミリー」の一員になって思うこと

#くらし   
 『アラスカワイルドファミリー』より

アラスカ出身の男性と日本で出会い結婚したざわじまれなさん。二人で一緒にアラスカへ帰省すると、そこで待ち受けていたのは、超ワイルドで個性的な家族とアラスカの壮大すぎる自然だった…! 刺激的だけどほっこり暖かくて笑えちゃうアラスカでの日々を描いた国際結婚コミックエッセイ『アラスカワイルドファミリー』。今回は、作者のざわじまれなさんに旦那さんとのなれそめやアラスカのファミリーに対する思いを聞きました。

 『アラスカワイルドファミリー』より

  『アラスカワイルドファミリー』より

 『アラスカワイルドファミリー』より

<あらすじ>
子どもの頃に両親が離婚した影響から大家族への憧れが人一倍強かったレナさん。北海道の大学で出会ったアメリカ人男性トマさんと付き合うことになり、その後結婚することに。
トマさんはデート中に突然岩壁を登り始めたり、道なき道を進んでいったりと、時々行動がなんだかワイルド。そう、トマさんの出身はアメリカといっても、大自然あふれるラストフロンティア・アラスカだったのです!
 
そんなトマさんの実家で待ち受けていたのは、元軍人で超コワモテのお父さん、お茶目なお母さん、日本オタクの弟くん、破天荒なスピリチュアルミュージシャンの妹ちゃんなど「クセつよ家族」のメンバーたち。個性的で愉快な家族がレナさんを“超ワイルドに“迎え入れてくれたのです!

夫婦円満の秘訣は納得するまで話し合うこと


――アラスカにいるファミリーのことを漫画に描いたきっかけはありますか?

ざわじまれなさん:アラスカ人の夫と出会って結婚したことは私の人生の中で一番大きな変化だったので、いつかアラスカをテーマに自分の経験を描きたいと思っていました。アラスカの生活を描く上で夫のワイルドな家族との日々は切っても切り離せないものだったので、アラスカ+家族、そして翻弄される私…という構図の本作ができました。

――優しくてワイルドなトマさんは理想的な旦那さんですね! お二人のなれそめについて教えてください。

ざわじまれなさん:私の大学に夫が留学しに来た際に、当時所属していた国際交流サークル内で出会い、アニメや漫画、アートなど、共通の趣味の話で盛り上がって次第に仲良くなっていきました。しばらくして友達以上恋人未満のような関係になった時に、ふと電車の中で私が「そういえば私たちって…付き合ってる?」ときいたところ、元気よく「ハイ!」という返事が返ってきたんです(笑)。それで、あっ、私たちってもう付き合ってたのね!と判明し、その後紆余曲折を経て結婚して現在に至るという感じです。

  『アラスカワイルドファミリー』より

  『アラスカワイルドファミリー』より

  『アラスカワイルドファミリー』より

  『アラスカワイルドファミリー』より


――結婚生活においてカルチャーギャップを感じることはありますか?

ざわじまれなさん:ありがたいことに夫が日本の文化をよく理解して歩み寄ってくれているので、そんなに大きなギャップを感じることはないのですが、もともとの言語が違うので、ニュアンスの問題で何気なく言ったことが相手に強く伝わり過ぎてしまったり、逆にうまく伝わらなかったりすることがあります。

――そういう時はどうやって問題を解決しているのでしょうか?

ざわじまれなさん:自分の言ったことが自分のイメージ通りに伝わっているか確認したり、夫の言ったことの意味がわからなかったらわかるまでちゃんと話をきいたりするなど、とにかくお互いに納得するまで話すことを大切にしています。

最高にワイルドであたたかいアラスカファミリー


 『アラスカワイルドファミリー』より

 『アラスカワイルドファミリー』より

 『アラスカワイルドファミリー』より


――アラスカのファミリーはレナさんのことをすぐに受け入れてくれましたか?

ざわじまれなさん:初めてアラスカに行った時は新卒で入った会社を一年で辞めて夫を追いかけてアラスカに行った形だったので、そんな怪しい女をすぐに受け入れてくれるのか心配していましたが、家族全員あたたかく迎えてくれて逆にびっくりしました。とにかくいい意味で気楽というか、寛大な家族でよかったです。結婚の報告をした時も新しい家族が増えたぞ、という感じで、とっても喜んでくれました。

――アラスカのファミリーに対するレナさんの思いをお聞かせください。

ざわじまれなさん:両親が離婚したこともあって、ずっとにぎやかな大家族というものに漠然とした憧れがあったのですが、いつの間にか私にも大きな家族が、それもなぜか日本から遠く離れたアラスカの地でできたので、想像もしなかった形で夢が叶ったなと思っています。日本で暮らしているのでなかなか会えないもどかしさはありますが、この最高にワイルドであたたかい家族の一員になれたことは私の人生の誇りです。

***

大家族に憧れていたレナさんが、日本から遠く離れた地に住むワイルドファミリーの一員になるなんて、運命的なものを感じてしまいますね! 刺激的だけど思わずクスッと笑っちゃうアラスカの日常をぜひのぞいてみてください。

取材・文=宇都宮薫

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