スマホ感覚で車を充電！日常の足にぴったりな軽の電気自動車「日産サクラ」に乗ってみた！

日産「サクラ」は、電気で走る軽自動車として日本で初めてリリースされた車です。

従来の軽自動車は、価格が安い、維持費が安い、取り回しが良いといったメリットがある一方で、エンジン音がうるさい、加速力がない、安っぽく感じるといった気になる点もありました。軽EVの「サクラ」は、そういった軽自動車のネガティブ要素を全て覆してしまう画期的な一台なのだそう。

早速乗ってみると、滑らかかつパワフルな動きに感動！　これが軽自動車だなんて思えないほどの安定感でしっかりと加速していきます。エンジン音がないので車内はとても静かで同乗者との会話も弾みます。

「サクラ」は、従来のガソリンのターボ車の約2倍、195Nmのモータートルクを持っているため、素早く加速が求められる場面や急な坂もスムーズに走行できるのだそう。パワーのない軽だと高速道路の合流などでもたついて怖い思いをすることもあったけど、これならストレスなく運転できそうです。

さらに、20kWhのバッテリーを車の底面に敷いている分、低重心になっているから運転しやすい！　もちろん軽自動車ならではの取り回しの良さはそのままで、軽自動車とEVの相性の良さを感じました。

広々とした室内空間！上質で使いやすいインテリア

フルデジタルのメーターとナビは、ドライバーの視線移動に合わせた形状になっているそうでとっても見やすい！　ナビのディスプレイは9インチの大きさで、タブレットを扱うときのように感覚的にスイスイ操作することができました。

後部座席の足元もご覧の通りすごーく広々！　４人で乗っても窮屈感がありません。後部座席はパタンと前に倒せるので、工夫次第で大きなものも積み込むことができそうです。

毎日ちょい乗りして週一充電という提案。充電スポットも続々登場！

ガソリンスタンドに行かなくて済む電気自動車ですが、気になるのが充電事情ですよね。

自宅に充電器を設置する人が多いのはもちろん、全国の日産のお店で無制限に充電できるプラン（月4400円〜。急速充電は100分／月、普通充電は600分／月）なども利用できるんです。さらに近年、駐車場や商業施設などにも充電スポットが続々と増えているから安心です。

ちなみに「サクラ」をフル充電した時の航続距離は最大で180km。日常的に車を使う人の半数以上が毎日の走行距離30 km以下（日産調べ）なので、買い物や子供の送り迎えなどに利用するセカンドカーとしてもちょうどよさそうです。

月曜から金曜まで毎日約30キロ乗って、週末の夜に充電するというサイクルで使うことも可能。寝ている間にサクッと充電できちゃうなんてまるでスマホ感覚ですね！

軽自動車は車体価格の安さも魅力のポイントだけど、EVとなるとまだまだお高いのでは…？

「サクラ」は、国と各都道府県によるEV補助金を受けることができるため、制度を活用すれば、ガソリン車とあまり変わらない価格に抑えることができるのだそう。さらに長年乗った時の維持費を含めたトータルコストまで考えると電気自動車の方が安くなることも！

自宅でフル充電しても電気代は1000円もかからないので、ガソリン代が高騰している今、家計にも優しい車と言えそうです。

セレナe-POWERでポップコーン作っちゃいました！

そうそう！試乗会の会場でもう一台、気になったのがこちらの「セレナ」です。

車の下に足をかざすだけでドアが開く「ハンズフリーオートスライドドア」や、狭い場所でも通常の約半分のスペースでバックドアを開閉できる「デュアルバックドア」など、痒い所に手が届く機能が随所に散りばめられていました。セレナの広い車内に荷物をどっさり乗せて家族でキャンプに出かけたくなりますね！

今回特に驚いたのはこれ！
セレナのe-POWER車には、100VのAC電源（1500W）がついているんです。電気ケトルでお湯を沸かしたり、ドライヤーで髪を乾かしたりと、車内で電化製品が使えるのはかなり嬉しい♪

この日はなんと車内でレンジを使ってポップコーンを作っちゃいました！　車でレンジ調理ができるなんてe-POWER車ならではですよね。家族キャンプであれもしたいこれもしたいと夢が広がりました。

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どんな車を相棒にすれば毎日がより楽しく快適になるか、想像するだけでもワクワクしてきますよね。軽EV「サクラ」とe-POWER車「セレナ」。用途に合わせて自分だけの一台を見つけてみてくださいね！

取材・文＝宇都宮薫