日本語研究のパイオニア・齋藤孝先生が考案!書くことが好きになる、「遊び×作文」の新しい学習方法とは?
「文章力」が求められる場面はかなり多く存在しますよね。
文章力が優れていると、情報を伝えるだけではなく円滑なコミュニケーションがとれ、多くの方とつながることができます。世界中の人と簡単に繋がることができる今の時代、「文章力」は重要な能力の一つと言えるのではないでしょうか。
そんな能力を若いうちに養うことで、大人になったときに周りと大きな差が生まれます。
ただ、どういう方法で鍛えていいか分からず、頭を抱えている保護者の方も多いはず。新聞や本を読ませる? ニュースを見させる? いいえ、遊び感覚で文章力を身に着けることが可能なのです。それが、『こども「文章力」ゲーム』!
楽しみながら文章力が身につくメソッドで、能力を鍛えるだけではなく、自主的に勉強を行うきっかけにもなることでしょう。
「すぐに飽きてしまって、なかなか集中力が続かない」「文章力だけではなく、思考力・表現力も伸ばしたい」「勉強を面白いと思ってほしい」と考えている方にオススメの方法です。
今回は、『こども「文章力」ゲーム』を3つご紹介。ぜひ、お子さまとご一緒に考えてみてください!
※本記事は齋藤孝著の書籍『考える力がぐんぐん育ち、書くことが大好きになる! こども「文章力」ゲーム』から一部抜粋・編集しました
ゲーム1 比較して書いてみよう!
AとBの写真を見比べて、どこが似ていて違うのかを文章で書いてみよう!
「富士山の赤色は一緒だけど、少し違うような気がする…」「木がたくさん生えているのは同じだけど、木の太さが違うな…」など、まるで間違い探しをしているかのようなワクワクした気持ちで考えることができます。
ゲーム2 知らない人に教えてあげよう!
その人に分かるように、キミの言葉で説明してあげよう!
清少納言や宇宙人に、現代では当たり前に存在するものを説明するには、どういう風に言ったら伝わるかな…?
ゲーム3 発明家になろう!
キミが編み出した商品が、世界を救うかも!? キミの好きなものを当てはめて、「こんなのあったら最高だな〜」と考えながら、文章で書いてみよう!
いかがでしたか? 文章力を鍛えられるのはもちろん、こどもの発想力や才能を引き出すようなゲームです。気がついた方もいらっしゃると思いますが、ゲームに回答の正解はありません。自分の考えたこと、思ったことを書き出すことで、物事をみる洞察力であったり、頭の中で考えていることを文字にする力であったりを養うことができるのです。
学ぶことの楽しさを知り、文章力も養うことができるゲームで、目指せ! 文章の達人!
文=茂木有芽
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