「女の悩み」にズバリ回答!「怒りっぽくなった父。どうすれば……?」

#くらし   

どこまでも逃れられない女の悩み、勇気を出して向き合ってみませんか。夫、しゅうとめ、親族、恋人、人間関係、仕事、子育て、将来の不安…。エッセイストの高山真さんが皆さんの相談にお答えします。

【お悩み】

現在68歳の父のことで相談です。定年した頃から、気難しく、怒りっぽくなりました。外食に行けば店員さんに横柄だし、ちっとも楽しくなさそう。母も一緒にいると疲れるそうです。私の記憶では、父は無口ではありましたが短気ではなく、それほど怒られた記憶もありません。このままでは「キレる老人」まっしぐら。とはいえ、正面から指摘すると機嫌を損ねます。父に少しでも自覚してもらうよい方法はないでしょうか。(東京都 みかん 42歳)

【高山さんの回答】

「人って、周りから注意されたり怒られたりするより、同情込みで心配されるほうがズシンとくる」っていうのが、それなりに長く生きてきたアタシの実感なの。身内にお小言食らったらムキになるオジサンも、「どうしたの? 店員さんに高飛車になるなんて、そんなちっちゃい人じゃなかったはず。心配になるわ」みたいに案じられたら、「オレはそんなに変わってしまったのか……?」と自問自答するようになる。そういうパターンが多いんだけど、あなたのお父様はいかがかしら。

もう一つ考えられるのは、お父様、自分と社会のつながりがなくなったように感じられて、焦ったり落ち込んだり……という部分もあるのかも。そういう場合オトコは、心を許す人たちに攻撃的になる傾向が強くなるの。なので、体や頭が動くうちはとにかく仕事をすすめてみるのもアリだと思います。「自分が必要とされている」という実感は、仕事人間だった人にとって何よりの精神安定剤。ご家族も「ウチにはお父さんのがんばりが必要なの」という意思表示をなさってみてください。【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】

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Information

回答者:高山 真さん
たかやままこと/エッセイスト。鋭くも温かい目線で、文芸誌から女性誌まで幅広く執筆する“知的ゲイ”。最新刊『恋愛がらみ。』(小学館)も好評発売中。

イラスト(高山さん似顔絵)=伊藤和人

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