老化に歯止めをかけるには?足裏の感覚を取り戻すことから始めよう!/あぶら身を落とすきくち体操(2)

#美容・健康   
毎日できる「足裏ケア」

『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』2回【全8回】


お気に入りだった洋服を久々に着てみたら「なんか変?」と違和感を覚えたことはありませんか? 意識して体を動かさなければ、加齢と共に筋肉があぶら身に変わり、体型はだらしなく変化してしまいます。
お腹ぶよぶよ、二の腕たるーん、肉厚の背中、垂れてきたお尻…思い当たるフシがある人は、今日から「きくち体操」を始めてみましょう。

80代後半にしてしなやかな体をキープする菊池和子先生が提唱する「きくち体操」は、「やせる身体」ではなく、「育てる身体」「変わる身体」を目指す体操術。イスに浅く腰掛けて5本の足指をギューッと握るなど、無理なく続けられる体操を習慣にすれば中年体型がみるみる見違える…!『あぶら身をごっそり落とす40代からの「きくち体操」』から、「老化に歯止めをかけるには?足裏の感覚を取り戻すことから始めよう!」をお送りします。

正しい姿勢&簡単な体操で、キュッと引き締まった若見えボディを目指しましょう。

※本作品は菊池和子著の書籍『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』から一部抜粋・編集しました

あぶらみちゃん(左)と菊池和子先生

あぶらみちゃん(左)

菊池和子先生の一番弟子であるブタの妖精。日本の、特に若い女性たちの衰えを本気で心配している。気になる女子にグイグイ声をかけて日々指導にあたる。シッポとまつげにおしゃれ魂をぶつける。

足裏の感覚を取り戻すことが、老化に歯止めをかける第一歩!


足裏の筋肉が弱ると、土踏まずのないぷよぷよの偏平足になるわ。

だから、ちょっと歩いただけですぐ「あぁ疲れた〜」となる。筋肉が使われないと血行も滞るから、皮膚の新陳代謝が鈍って、かかとは硬くてガサガサね。

それにタコ、ウオノメ、外反母趾…。女性の多くは、足に何らかのトラブルを抱えているといわれるわ。

ヒールパンプスのせいもあるけれど、それは二次的な要因にすぎない。

足指と足裏の筋肉が弱って、自然なアーチが崩れていることが根本的な原因なのよ。

足指と足裏の筋肉を動かすと、下半身からお腹、背中、といった上半身の筋肉にまで刺激が届くわ。

体を支える筋力がついて、姿勢がよくなる。

それが体型にも体の基礎代謝にも影響するのよ。

とはいえ、今まで足裏を意識してこなかった人が、いきなり筋肉を動かすと足がつっちゃうかも。

だからまず、足裏の感覚を取り戻すことが、老化に歯止めをかける第一歩と心得てね。

アナタはあぶら身足!?足裏をチェックしよう!

アナタはあぶら身足!?足裏をチェック!


【あぶら身足の人の特徴】

● 土踏まず ➡ ない(偏平足)

● タコ・ウオノメ ➡ ある

● かかと ➡ ガサガサ

● 足の形 ➡ 四角形(ワラジ系)

● 指の開き ➡ うまく開かない

● 指の形 ➡ 曲がっている指がある

● 小指の爪 ➡ 小さく、横を向いている


【足首もキュッ!育っている人の足】

● 土踏まず ➡ ある

● タコ・ウオノメ ➡ ない

● かかと ➡ しっとり

● 足の形 ➡ 逆三角形

● 指の開き ➡ 等間隔に開いている

● 指の形 ➡ まっすぐ伸びている

● 小指の爪 ➡ 大きく、上を向いている

毎日できる体操:足裏の感覚を取り戻す!


足裏の感覚をはっきりさせることが老化の歯止めに


1 太ももに足裏をのせ、じっくり観察する

◎POINT

背すじを伸ばす

ひざを伸ばす

2 両手でギューッと刺激して足裏の感覚を取り戻す

◎アドバイス

足裏の感覚をはっきりさせることが老化の歯止めになるわ!


著者:菊池 和子(きくち かずこ)さん

1934年生まれ。 日本女子体育短期大学卒業。 体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。
きくち体操は川崎を本部とし、東京、神奈川の直営スタジオのほか、東京、神奈川、埼玉、大阪、兵庫、名古屋のNHK、朝日、よみうり、高島屋等主催の各カルチャースクールにスタジオを持つ。
著書に 『はじめての「きくち体操」』(講談社)、 『寝たままできる! 体がよみがえる!! きくち体操』(宝島社)など。

監修=菊池和子、マンガ=熊野チコ/『40代から始めよう! あぶら身をごっそり落とすきくち体操』(KADOKAWA)

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