「ツルの恩返し」ならぬ「ねこの恩返し」/ねこむかしばなし(15)

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はい できました

『ねこむかしばなし』15話【全21話】


古今東西の昔話にねこが登場したらどうなる?

赤ずきんちゃん、シンデレラ、一休さん、浦島太郎…。言わずと知れた有名な昔話も、ねこが加わっただけでひと味違った展開に!悲劇すらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿には、「ねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし。

作品の元となったお話の解説もついているので、神話や名作についても改めておさらいできます。

※本記事はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。


◆ねこの恩返し

昼間助けていただいたねこです

◆元となったむかしばなし

鶴の恩返し
むかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました。冬のある日、おじいさんが山に入ると罠にかかり動けなくなった鶴がいました。助けてあげると鶴は一礼して去っていきます。
するとその日の夜、美しい娘が「泊まらせてもらいたい」と、おじいさんとおばあさんの家に訪れました。2人は快く迎え入れましたが、娘から「お返しに反物を織ります。この戸は決して開けないでください」と言われてしまいます。その反物を売って2人は裕福になりました。
ある日、2人は娘が織っている姿が気になり、戸を開けてしまいました。するとそこには罠から助けた鶴がいました。正体を見られてしまった鶴はそのままどこかに飛び立ってしまいました。

次ページ:笠地蔵のねこ(2/2)

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