【レタスクラブ創刊35周年】時代の変化とともに「料理」を振り返る~1980年から1990年代~

#くらし   
1987年12月10日号

『レタスクラブ』は、ことしで創刊35周年! そこで、皆さんとともに歩んできた35年の軌跡を振り返る企画を、お届けします。今回は、1980年~1990年代の料理を振り返ります。

暮らしの変化について教えてくれたのは▷本間朝子さん

本間朝子さん

知的家事プロデューサー。家事の効率化に役立つメソッドを考案。テレビや雑誌出演のほか、講演や商品開発などを通じて、幅広く提案している。『ゼロ家事』(大和書房)など、著書多数。

1987年に『レタスクラブ』が創刊しました!

1987年に『レタスクラブ』が創刊しました!

料理の変化【1980~1990年代】

1980年代

専業主婦世帯が共働き世帯の2倍近くを占める

【手間暇かけるレシピが充実】

1987年12月10日号

本格ラーメンのレシピページ(1987年12月10日号)では、とりガラや豚骨でスープを作り、麻婆豆腐やにらレバ炒めを上にのせるという凝りよう。料理2品分の手間をかける提案は、専業主婦が主流の時代ならではです。

1997年

共働き世帯が専業主婦世帯を上回る※949万世帯

【帰宅後即作れるレシピが人気】

1997年5月25日号

「一皿で栄養合格」と銘打った、スパゲッティ特集が登場(1997年5月25日号)。仕事も家事も、と忙しい人々が男女ともに増え、それを応援すべく「品数を多く作らなくても、充分に栄養がとれておいしい」という企画が練り上げられました。このころから、時短でできるレシピの特集が急増。栄養素を色別に分けて、一目でそのメニューの栄養バランスが分かるように工夫しました。


1997年

電子レンジの普及率が90%を超える

【レンジ使用レシピが頻繁に登場!】

1996年12月10日号


1996年12月10日号では、ついにクリスマスメニューにまでレンジ調理のレシピがお目見え。主役であるミートローフだけでなく、飾りつけ用のマッシュポテト、つけ合わせの野菜まですべてレンチンで完成!

●家事のプロ・本間さんより
当初は冷たいものを温める役割だった電子レンジが、調理器具としても研究されるように。レンジの普及とともに、その活用レシピも広がりました。

1998年

レシピ投稿サイトの普及により誰もが気軽にレシピを発信できるように

【読者考案のレシピを特集!】

1998年8月25日号

『レタスクラブ』でも、読者のレシピを掲載。「忙しい読者の味方は、同じ立場の人」という発想から、「3分でできる」などプロとは違った目線のお助け時短レシピが紹介されました。「うちの超特急おかず」(1998年8月25日号)は、読者からオリジナルのレシピをご応募いただき、そこからえりすぐりを掲載した企画。毎年巻頭を飾るほどの人気企画になりました。


*  *  *

バブル期には外食する人が増え、共働き世帯の増加で電子レンジが普及し、メタボのトレンド入りでヘルシー食が定番化、コロナ禍でおうち時間が増えて食事を作る回数や量が急増……。時代の流れと食は、常に密接しています。なかでも大きいのは、働く女性の増加ではないでしょうか。これにより、男女問わず家族で料理に向き合う時代へ。そんな変化に、『レタスクラブ』は常に寄り添ってきたことが感じられます。(本間さん)

編集協力/長田由香

【レタスクラブ編集部】

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<レタスクラブ ’22年10・11月合併号より>




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