新鮮なほどおいしいわけじゃない!? カボチャを選ぶ基準を伝授!

#食   
新鮮なほどおいしいわけではない

『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』2回【全10回】


スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、SNSでは野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開している青髪のテツさん。

そんな青髪のテツさんによる、明日からスーパーで失敗しなくなる「選び方のコツ」を大公開! 野菜選びの「基礎・基本」をぜひ参考にしてみてください。

※本記事は青髪のテツ・著、わたなべみきこ・イラストの書籍『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』から一部抜粋・編集しました。


カボチャは新鮮なほどおいしいわけではない

新鮮なほどおいしいわけではない

カボチャは夏に収穫した後、1〜2カ月熟成させる必要があります。この工程でデンプンが糖に変わって完熟し、甘くホクホクとしたおいしいカボチャになります。カボチャは鮮度が良いものより、収穫後時間がたち完熟したもののほうが甘みが増します。ヘタが乾燥してヒビが入り、コルクのようになっているもの、皮がかたくて緑色が濃く、ずっしりと重いものはちょうどいいタイミングで収穫され、完熟している証です。未熟のときに収穫してしまうと甘みが薄く水っぽいものになってしまいます。
 
また、ヘタの周りがへこんでいるもの、形がきれいで左右対称なものは生育状況が良く、良品とされています。

旬の目安
9、10、11、12月

生産地 TOP3
1位 北海道 47.3%
2位 鹿児島 4.4%
3位 茨城 3.7%

よく見てみよう!

「丸まるごと」と「カット」では見分け方が違うよ

皮の色、ヘタの乾燥具合、重みや形を見てみよう

皮の色、ヘタの乾燥具合、重みや形を見てみよう

果肉が肉厚で、色が濃く、種がふっくら

果肉が肉厚で、色が濃く、種がふっくらしている

野菜博士への道

16 世紀頃にカンボジアから伝わったのが名前の由来。オレンジ色の果肉は体内でビタミンAに変わるβ-カロテンを多く含み、皮ふの抵抗力をつけてくれます。ビタミン類などの栄養も豊富で、風邪を予防する効果があると考えられ、冬至にカボチャを食べる習慣の一因となりました。

店員のヒトコト
調理すれば種も食べられるよ!
実はおいしくて栄養も豊富!

著=青髪のテツ、イラスト=わたなべみきこ/『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』

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