世界最大のダイヤモンドは何カラット?宇宙には超巨大なダイヤの星も!/子どもに話したい雑学(52)

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世界最大のダイヤモンドは何カラット?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』52回【全56回】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つ、子どもをもつ親たちにぜひ知っておいてほしい教養系雑学をご紹介します。子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう“おもしろ知識”や“生活の知恵”。

学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


最大のダイヤモンドは何カラット?

日本でダイヤモンドが婚約指輪などに使われるようになったのは戦後になってからである。現在、婚約指輪の主流は0.3〜0.4カラットのダイヤ。カラットとはダイヤの質量を表す単位で、1カラットは0.2グラムに相当する。地中海東部などで古代から分銅として使用されたイナゴマメの種子の重さがそのルーツである。

世界最大のダイヤは、1905年に南アフリカで採掘された3106カラットのダイヤモンド原石。南アフリカ政府がイギリス国王エドワード7世の誕生祝に送ったこのダイヤは、9個の大きな石と96個の細かな石に切り分けられた。その中でも最大のサイズ(530.20カラット)を誇る「カリナンⅠ」は通称「アフリカの星」と呼ばれ、現在はロンドン塔に収められている。

ちなみに、研磨したダイヤで最大のものは、タイ王室が所有する「ゴールデン・ジュビリー」(545.67カラット)である。

また、実際に手に入れることは不可能だが、宇宙には想像を絶する大きさのダイヤの原石もある。2004年にアメリカの天文チームが見つけたのは、地球から50光年離れたところにある直径4000キロのダイヤの塊でできた星。ビートルズの歌「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイヤモンズ」にちなんで「ルーシー」とも呼ばれるこのダイヤの星は、カラットで試算すると、1の後ろに0が34個並ぶ。

天文チームの科学者の一人は、ユーモアたっぷりに語っている。「この巨大なダイヤで恋人のハートは確実に射止められる。だが、値段も天文学的な数字になるのでご注意を」と。

監修=多湖 輝『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)

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