仲を割かれた恋人たち。久しぶりに会った彼が読む和歌とは/超訳百人一首 うた恋い。(3)

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どんな和歌を詠んでくださいますの?

『超訳百人一首 うた恋い。』 3話【全6話】


はるかな昔から歌い継がれ、愛されてきた百人一首。 平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての公家・歌人である藤原定家が選定した百の和歌には、現代の私たちも共感ができる普遍的な「人の思い」がみごとに詠みこまれています。

とりわけ「恋」の和歌にこめられた思いは、驚くほど昔も今も変わらないもの。歌人たちの恋と人生とはどんなものだったのか…。そんな百人一首の深い魅力を、恋の歌を中心にコミックで分かりやすくお届けします!

※本記事は杉田圭著、渡部 泰明監修の書籍『超訳百人一首 うた恋い。』から一部抜粋・編集しました。

和歌(うた)物語

ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは

<在原業平朝臣>

在原業平(ありわらのなりひら)

在原業平

六歌仙の一人。『伊勢物語』の主人公「昔男」のモデルと云われている。和歌が巧みで、平安を代表するプレイボーイとして名高い。

藤原高子(ふじわらのたかいこ)

藤原高子

『伊勢物語』で知られる業平との恋をはじめ、いくつも恋の逸話が残っている。

波乱で始まった在原業平と藤原高子の恋。
しかし、二人は別れることになってしまいます。

入内が決まり、仲を裂かれて…

神代も聞かず 唐紅…

私にしか分からぬ言葉で…


著=杉田圭、監修=渡部泰明/『超訳百人一首 うた恋い。』

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