体の不調を抱える女性は9割! 610人に聞いたイマドキ女性に多い不調とは?

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女性を悩ませる「もやもや不調」

家事、育児、仕事で毎日ドタバタ。なんだか体の調子が悪いなと感じていても、じっくり向き合う時間はなし。歳のせい?疲れのせい?気のせい?このまま放っておくのはマズイ…? 自分のケアは後回しになりがちな世の女性たちに、「体の不調」のお悩みを聞いてみました! また、アンケート結果について専門家による解説も併せてご紹介します。
※調査概要:2023/5/22~2023/5/28実施、レタスクラブアンケート部「女性・既婚・15歳~60歳」の610人の回答を抽出

約9割もの女性が「体の不調」を感じている!

9割の女性が体の不調を感じている

まずは「(病気以外で)日頃体の不調を感じることはありますか」と尋ねたところ、「よく感じている(37.2%)」「たまに感じている(51.3%)」が合わせて88.5%。9割近くの方がなんらかの不調を感じている ことがわかりました。年齢を重ねるにつれ、様々な不調が現れやすくなるものとはいえ、成人女性のほとんどが不調を抱えているという事実には、やはり驚かされます。

薬学博士で中医学講師でもある陳志清先生によると、この数字はある意味現代人の健康状態の実情にあっていると言えるのだそう。

「人間誰しも不調の症状が出るのは当たり前なことです。晴れの日があれば曇りの日もあるのと同じように、体調が良い時もあれば、優れない時もあります。大事なのはその不調を放置せず、一定の範囲内でコントロールして健康を保つことです。現代社会においては、生活習慣や環境の変化により、昔に比べて不調の内容が多様化しているのは事実です。例えばスマホの使用により目のトラブルが増えたり、女性の社会進出に伴い、タスクやストレスが増えることで、肉体的にも精神的にも不調が起こりやすくなっていると言えます。また、近年のコロナによる在宅勤務の普及なども、様々な不調を招く要因になっていると思いますね」

家事、育児、仕事など多くのタスクを抱えながら、日々奔走している女性たちには、体に不調を来す要因も多いのかもしれませんね。

20代から体の不調を感じ始める人も!

次に「いつ頃から『体の不調を感じることが増えましたか」と聞いたところ、「~29歳(18.9%)」、「30~34歳(18.2%)」、「35~39歳(16.7%)」、「40~44歳(17.4%)」、「45~49歳(14.8%)」、「50~54歳(9.5%)」、「55歳~(3.8%)」と、バラつきのある結果となりました。いわゆる更年期と呼ばれる50歳前後よりも、20代や30代前半から不調を感じ始める方が多いようですね。

「中医学では、女性は7の倍数の年齢毎に節目を迎えると考えられており、これによると28歳頃がホルモンをはじめ体が充実するピーク。35歳を過ぎる頃から坂道を下るように衰えていきます。そして体のバランスを保っているとされる気・血・水(※)のバランスも崩れやすくなることで、様々なトラブルも出てきます。残念ながら自然の摂理として老化を止めることはできませんが、ケアすればそのスピードを緩めることは可能です。しかし逆に、栄養バランスが偏っていたり、運動や睡眠不足など不養生な生活を送っていると、体のバランスが崩れて、老化を加速化してしまうことも。そのため更年期前でも不調を感じやすくなってしまうのです」(陳先生)
※水は津液(しんえき)ともいいます

また、出産後の女性が不調に見舞われるケースも多いそう。

「大量に血液と体力が消耗される出産後は、気血が不足したいわば虚弱の状態。つまり、肉体的にも精神的にも疲れ切った状態になります。その結果、体のバランスが崩れ、肩こり、頭痛、疲労感、うつなど、様々なトラブルが起こりやすくなるのです。実は、全てを出し切る出産というのは、しっかりと養生すれば白紙状態から体を再構築するチャンスでもあるのですが、ワンオペ育児などでしっかり休養がとれないままだと、体がズルズルと悪い方向に傾いてしまうことも多いですね」(陳先生)

気になる不調1位は肌トラブル。なんとなく不調や心身の不調も

不調の症状は多岐に渡る

では具体的にどんな不調を抱えているのか「今、気になっている『体の不調』を教えてください」と聞いてみたところ、頭痛、肩こりなどの身体的不調から、イライラ、だるさなどの精神的不調まで、多岐に渡る症状の回答が寄せられました。上位に挙がったものをコメントと共にご紹介します。

【1位】肌トラブル(しみ、しわ、くま、たるみ、吹き出物など)…50.8%
・「40歳になってから肌の乾燥がひどくなりました。特に腕や足に関しては痒みもでます」
・「寒暖差が大きい季節の変わり目に肌があれてしまい、メイクがうまくのらずに苦労しています」
・「今までなかった肌の乾燥があります。髪の地肌も乾燥するようになり、ふけのようなものが出るようになりました」


【2位】疲れ目、老眼…49.7%
・「40代後半から疲れ目で目が痛くなったり、かすんだりするようになった」

【3位】髪(パサつき、薄毛、白髪など)…49.0%

【4位】肩こり…46.9%
・「肩こりがひどく頭痛が起こることがある」

【5位】慢性疲労…43.3%
・「すぐ疲れる。日々どこか調子が悪い」
・「体がずっと重いかんじで、疲労が抜けない。階段登りが辛いです」
・「朝から何もしたくない」
・「疲れるとめまいがしてふらつきます。以前は一日寝れば元気になったのに、寝たくらいでは変わらなくなりました」


【6位】冷え…33.6%
・「1年中冷えがある」
・「気温がさほど低いわけでもないのに、体が冷えて冷えて仕方ない時がある」


【7位】下痢・便秘…33.3%
・「ストレスを感じると便秘になる」

【7位】腰痛、関節痛、しびれ…33.3%
・「40前後から急に、鍋を洗っていて手首に痛みを感じたり、立ち上がる時に膝の痛みを感じ出すように」
・「最近腕が上がらなくなりました。とっさに手を使うとジーンと痛みがおきて、数分間うずくまる状態です」


【9位】季節の変わり目の体調変化…33.1%
・「季節の変わり目になると気分が落ち着かないし肌もあれる」
・「天候によって頭痛やだるさを感じる」


【10位】頭痛…32.1%
・「頭痛いな、と思ったら肩もこったり歯まで痛くなったり、連鎖していき気分まで落ち込む」
・「偏頭痛が頻繁に起こるようなった」


【11位】イライラ、うつ、不安感…29.3%
・「何でもないことにイライラすることが増えた」
・「何をするにもやる気が起きなくて、いろいろなことが億劫だなと感じることがあります。いろいろなことが面倒になって、すべて投げ出してしまいたくなります」
・「やる気がなくなりふさぎこむ」


【12位】体重が落ちない…27.2%

【13位】不眠…26.4%
・「30代後半までは、しっかり寝れば翌朝には割とスッキリしていたのに、40代に入ってからは、寝て起きても疲れが取れない」
・「夜何度も目を覚ますようになり、昼間とても眠い」


【14位】胃痛、胃もたれ…23.6%
・「とにかく胃もたれがひどくて食欲がなくなってしまったときは辛かった」

【15位】疲れやすい(月経前と月経期間中)…22.3%
・「生理前、3週間前以上から頭痛、だるさが始まる。以前はもっと遅くからだったのに」

昔の自分と何かが違うという違和感に、もやもやしているという趣旨のコメントが目立ちました。特に1位の肌荒れに関しては、乾燥するようになったという人が多かったよう。

「加齢につれ乾燥しやすくなるのは、女性ホルモンであるエストロゲンの減少が大きく関係しています。実はこのエストロゲンは加齢による変化だけではなく、睡眠とも関係が深く、睡眠中、特に深夜に多く分泌されます。そのため、深夜に起きているとホルモン分泌が乱れ、肌荒れを招きやすくなるのです。中医学的にも、夜は休んで体に栄養を与えるの時間とされているため、睡眠不足は肌にとって大敵と言えますね。また、潤いのある肌というのは、水分だけ摂れば良いわけではなく、気(エネルギー)、血(栄養)、水(津液/潤い)のバランスがとれた状態であることが重要。気・血・水(津液)が循環していないと、栄養が隅々まで行き渡らないうえ、体内の老廃物を運び出すこともできないからです。外側からの保湿も大事ですが、内側から栄養を与え、ストレスを減らして気を充実させることも大事ですね」(陳先生)

また、「頭痛」「肩こり」「冷え」など、わかりやすい症状だけでなく、「疲れやすい」「寝ても疲れが取れない」「やる気がおきない」などの「なんとなく不調」を訴える声も多々。不調の連鎖や、同時多発的に様々な不調に見舞われているという声も多く聞かれました。

「疲れやすい原因には2通りの可能性があります。ひとつは体の機能を支える気・血・水(津液)が足りていないケース。日々忙しく働いて消耗が激しく、栄養もしっかり摂れていないと、気・血・水(津液)のすべてが不足し、気力も体力も落ちてしまいます。もうひとつは、運動しないなど、動かないことで気・血・水(津液)が循環していないケース。体の中に代謝産物が溜まってしまうことで、体が重く感じられ、だるさや疲れやすさを感じます。どちらも不規則な生活で体のバイオリズムが崩れてしまっていると考えられますね。

また、不調が連鎖するのは、体が繋がっているので当然なこと。ひとつのボタンの掛け違いで、全てがずれてしまうのと同じように、ひとつの不調は他の箇所にも影響を及ぼします。更には、体と心も繋がっており、体の症状が心の不調を招いたり、心の不調が体の症状に影響することも。そのため、根本の原因がどこにあるのかを見極めることが何より大事になります」(陳先生)

相談しにくい体の不調は、ネット検索で情報収集

「『体の不調』を感じた時、誰に相談しますか」との質問には、1位が「配偶者、パートナー(40.2%)」、2位が「母親(26.9%)」と、身近な家族に相談する人が多いことがわかりました。ただいっぽうで、「相談する相手はいない(24.3%)」との回答が3位にランクイン。約1/4の人は誰にも相談できずにいるようです。自分でもうまく説明できない「なんとなく不調」のため、そもそもどこに相談していいかわからないという事情もあるようでした。

そのため、「『体の不調』についてどこから情報を得ていますか」との質問には、圧倒的多数の方が「インターネット(68.9%)」と回答しています。今や、何かあればとりあえずネット検索の時代。誰にも相談できないことも、手軽に調べられて本当に便利ですよね。ただ、調べてはみるものの、膨大過ぎるほどの情報量で余計に混乱したり、自分の症状にピタリと当てはまるわけじゃなくて不安になったりなど、結局もやもやを抱えたまま過ごしてしまうことも多いようです。

実は危険な自己流ケアも

対処法で多いのは生活習慣の改善

最後に、「『体の不調』に対して対処していることを教えてください」と聞いたところ、「睡眠時間を増やす(55.1%)」、「お風呂で体を温める(45.2%)」、「マッサージやストレッチをする(39.2%)」、「規則正しい生活をする(33.9%)」「軽い運動をする(29.2%)」などが上位にランクイン。手軽に改められる生活習慣を挙げる回答が多く寄せられました。また、病院に行くほどではないと思うからか、「医療機関を受診する(8.2%)」人は1割に満たず、「対処しない(4.6%)」という方も一定数みられました。

「先に触れた通り、不調はいつでも誰にでもあるものですが、その不調が大したことないものなのか、大きな病気のサインなのかを判断するのは、非常に難しいところです。不調を感じたら放置はせず、まずは病院などで必要な検査を受けましょう。検査して問題なければ、セルフケアすることになりますが、その際もっとも大切なのは、不調を来している根本原因を見極めること。原因究明したうえで、適切な対応をしなければ、問題解決には至りません。しかし、日常生活の様々な要素が絡み合って複雑化した不調を、自分で客観的に分析するのは簡単ではありません。ですから、自分の体質を知るために漢方薬局など専門家の意見を取り入れるのもおすすめのひとつです。自分一人で乗り越えようとするのではなく、友人でも専門家でも、悩みを打ち明けられる拠り所を意識して作った方が、体と心のバランスもとりやすくなると思いますよ」(陳先生)

多くの女性たちが、不調を感じながらも相談先や対処法がわからず困っている姿が浮き彫りになった今回のアンケート。将来、長く元気に過ごすためにも、小さな不調を放っておかず、無理せず「心も体も健康的に」を目指すことができたら良いですね。

文=酒詰明子

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