入院して1週間。やっと母に面会できると楽しみにしていたのに/精神科病棟の青春(10)

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面会は最悪の時間になった

『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』10話【全17話】


ここはヘン。だけど、学校よりも家よりも息がしやすい気がする…。

摂食障害で精神科病棟に入院することになった高校生の加藤ミモリさん。スマホは取り上げられ、家族との面会もなし、ベッドから降りてはいけないなど、制限の多い入院生活が始まります。入院当初は「こんなところ、怖くてヘンな人ばかり」と退院を求め泣いてしまうミモリさんでしたが、他の入院患者との交流を通じて、少しずつ気持ちに変化が訪れるのです。

話題作『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』の作者・もつおさんが、自身の体験をモデルに描いたセミフィクション。困難とその先に見えた希望を示す『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』をお届けします。

※本記事はもつお著の書籍『精神科病棟の青春 あるいは高校時代の特別な1年間について』から一部抜粋・編集しました。

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