次世代へと引き継ぎたい日本の原風景。「世界農業遺産」に認定された地域が美しすぎる

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写真:豊後高田市田染荘(大分県)


「世界遺産」によく似た、「世界農業遺産」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか? 正式名称は「世界重要農業遺産システム」。農業が発展したことで、あまり見かけなくなった伝統的な農法や農業風景、農業文化などを守るための取り組みを指しています。

日本の「世界農業遺産」は世界最多の8地域


農林水産省は平成29年8月1日に、熊本県の阿蘇地域にて「第1回世界農業遺産等専門家会議」を開催しました。「世界農業遺産」は、「世界遺産」と同じく、まずは地域を選定します。そして、それぞれのやり方で「農業遺産」を守るその様子を、農水省がモニタリングして評価します。それが、今回開催された専門家会議で話し合われているのです。

では、日本の「世界農業遺産」は、どれくらいあるのでしょうか? じつは日本は、世界最多の8地域が認定されています。「岐阜県・清流長良川の鮎」、「和歌山県・みなべ田辺の梅システム」、「静岡県・茶草場農法」、「新潟県・佐渡のトキと共生する里山」、「石川県・能登の里山里海」、「熊本県・阿蘇の草原の維持と持続的農業」、「大分県・クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環」、「宮崎県・高千穂峡・椎葉山の山間地農林業複合システム」の8つです。

写真:阿蘇の草原(熊本県)


写真:高千穂郷・椎葉山(宮崎県)


写真:みなべ・田辺の梅システム(和歌山県)


写真:茶畑(静岡県)


私たちが、新鮮な野菜やお米を食べられたり、おいしいお茶を飲めたりするのも、すべて農業のおかげです。つい、そのことを忘れてしまいがちですが、先人からの食の遺産を未来の子どもたちへ受け継いでいくためにも、大地の恵みを生み出す里山の環境を見守っていくことが大切ですね。

【関連レシピ】香ばしさがたまらない! 「あゆのスモーク」


清流の恵み“あゆ”をくん製にすると、香ばしさが増してリッチな味わいに♪

【関連レシピ】あゆのスモーク


<材料>

あゆ…4尾

きゅうり、トレビス…各適宜

ドレッシング(市販品)…適宜

エシャロットの薄切り…適宜

かぼす…小1個

三温糖…少々

・塩、オリーブ油

<作り方>

1.あゆはうろこと内臓を除き、よく洗う。塩少々と三温糖をまぶし、30~40分おく。

2.冷水で洗って水けをふき、腹の部分を開かせるようにようじで留めて、冷蔵庫で30分乾かす。

3.深鍋にくん製用の桜のスモークウッド1/4本に火をつけて入れ、焼き網をのせ、あゆを腹を下にして並べ、さらにステンレス製のボウルをかぶせて、約30分スモークする。

4.きゅうりは薄く切り、トレビスは食べやすくちぎる。

5.3のあゆを三枚におろして、オリーブ油少々で軽く炒める。4とともに皿に盛ってドレッシングをかけ、エシャロットとかぼすを適宜切って添える。

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