退屈、不安、恐怖心…。子どもたちが語った“留守番”に対する本音

#育児・子育て   
ルール違反にも子どもならではの言い分があるようです


「ルールを破っていないか」「勝手に友だちを呼んでないか」など、親の心配が絶えない「子どものお留守番」。一方で子どもの方は“留守番”に関してどう思っているのか、聞いてみたことはありますか? 今回は知っておきたい“こどもの本音”を紹介します。

■留守番中のルールを子どもはどう思ってる?

今年7月に公開された防犯カメラの通販会社のアンケートでは、「夏休み、お子様のみで留守番してもらう機会はありますか?」という質問に約4割の主婦が「留守番の機会はある」と回答。夏休みに入り学校に行かなくなると、子どもだけで“留守番”をする機会も増えてくるようです。

7月29日に放送された「ウワサの保護者会」(NHK系)では“留守番する子の本音”が取り上げられました。日頃から留守番している子どもたちが登場し、普段は言えない“本音”を告白しています。

まず親として気になるのは、子どもが留守番中にしっかりルールを守っているかということ。番組ではとある家庭の留守番中の子どもを、カメラで観察しました。この家庭は最近子どもが太ってきてしまったため「おやつを食べすぎないこと」というルールを設けたのですが、実際にはインスタントラーメン、プリン、林檎といった大量のおやつ食べていたことが発覚してしまいます。

親からすると困ってしまう行動ですが、スタジオの子どもたちはこのVTRに共感。「注意する人がいないから、“もうやっちゃっていいかな”って思っちゃう」と素直な気持ちを語っていました。

■留守番中の“動画投稿”について

また番組では、子供の動画サイト利用に関する話題も取り上げられています。最近は子どもが「ユーチューバー」として動画を投稿することも少なくない世の中。中には動画を配信することで高額な収入を得ている子どものユーチューバーも。

【写真を見る】最近は小学生による動画投稿も増加


さらに大阪府のとある小学校が校内で実施した「将来の夢」に関するアンケートでは、1位・サッカー選手、2位・医者に続き、「ユーチューバー」が3位にランクイン。今や動画投稿者は子どもたちの憧れの職業です。番組にも、親に内緒で3カ月間に49本もの動画をインターネット上に公開した子どものエピソードが登場しました。

子どもが動画サイトを利用することが増えている様ですが、リスクが伴うのも事実。番組内に登場したSNS運営会社の社員も「動画から家や学校を割り出して、見知らぬ人が(いたずらしようと)やって来てしまう可能性がある」と警鐘を鳴らしており、親にとっては大問題です。

視聴者の中にも「子どもが動画配信するなんて絶対事故の元でしょ…」「映しちゃダメなものと映して良いものの判断がつかないのでは? 大人でも難しいくらいだし」「自分の子どもには絶対に許さないな」と危機感を感じる人が多い模様。

しかしこの問題にも子どもからは率直な反論が。動画投稿を禁止されることに子どもは不満のようで「投稿すると学校での知名度が上がる」「見てる人が待ってくれてる」と投稿を続けたい理由を話していました。

■マンホールに恐怖心? 留守番中の子どもの気持ち

その他、番組では様々な子どもの本音が登場。「留守中はテレビを見ているだけ。シーンとしているから、寂しいなと毎日思っている」「暇でなんかため息をついちゃう」「猫と話してる」との声が。また、中には恐怖心を抱いている子どももいる様子。友だちから「家の近くのマンホールから人が手を振っていた」という怖い話を聞き、家の中の明かりをすべてつけて留守番している子どももいました。

スタジオの尾木ママこと尾木直樹は「マンホールから何かが出てきたっていう話は、子どもの不安な心理がすごく反映されている」と指摘。“親の不在”という状況が、子どもにとっていかに一大事なのかうかがえます。

普段は聞けない“子ども側”の気持ちを知ることができた今回の番組。普段は「大丈夫!」だと言い張っている子どもも、意外に心の中は不安でいっぱいなのかもしれません。

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