「子育て中だから」とあきらめないで!働く場所や時間帯に縛られないWebライターの始め方

#くらし   
Webライターって具体的にはどんな仕事をしているの?

「働き始めたけれど、子どもが熱を出すたびに胃が痛い」
「働きたいけれど子どもが小さく、両立できるか不安で...」
など、働いていてもいなくても、仕事と子育ての狭間で葛藤している人は少なくないでしょう。

現在は社会人となっていますが、2人の子どもを持つWebライターのたーこさんもそのような時期があったと言います。コロナ禍に医療従事者としての仕事を続けていくことに限界を感じ、Webライターの活動を始めました。今回は、たーこさんがどうやって「Webライター」としての地位を確立できたのか、「Webライターの具体的な仕事や始め方」についてお聞きしました。


Webライターってどんな仕事

Webライターと一口に言っても、どのような仕事なのでしょうか。ここでは、Webライターに関する基本的なことをお伝えします。

・ Webライターの概要
・ 働き方の違い
・ Webライターの仕事の種類

では、一つひとつ見ていきましょう。

WebライターとはWeb媒体で記事を書く人

たとえば、今度の旅行でどこに行こうかなと思ったときにスマホで「旅行 おすすめ」などと検索すると出てくる記事がありますよね。そのネット上の記事を書くのがWebライターの仕事です。皆さんも生活の中で、何気なくネットで調べ物をする時間がたくさんあるのではないでしょうか。

紙媒体よりもWeb媒体(ネット)で検索する人が増えているからこそ、Webライターの仕事が求められています。

Webライターには副業・専業の働き方がある

Webライターの仕事は副業や専業で取り組む人がいます。

副業は、正社員やパートで他の仕事をしながらWebライターをする働き方です。インタビューしたかたの中にも、他に仕事をしながらライター活動をする人もいました。

専業の人は、Webライターだけを仕事にしてWeb上の記事を書いています。

始めは副業だとしても、徐々に仕事のウエイトをWebライターに傾けて専業になる人もいます。

今回インタビューして気づいたのは、どちらにしても、みなさん育児や家事の合間をぬって隙間時間や朝活などをしていること。何とか時間を有効活用して執筆時間を生み出している人がほとんどでした。


Webライターの仕事の種類

Web上の記事を書くにしても、仕事の種類は大まかに言って以下のようなものがあります。

・ SEOライター
・ セールスライター
・ インタビューライター
・ コラムニスト・エッセイスト
・ シナリオライター

ここではそれぞれの違いをご説明していきます。

SEOライター
SEOライターの「SEO」とは検索エンジン最適化のことをいいます。読者がネット上で検索したときに上位に表示されるような記事を書くライターです。旅行に行くときに「北海道 観光」などと検索すると、上に出て来る記事をクリックしますよね。そのように読者に求められる、上位をねらう記事を書く仕事をします。こちらは企業のサイトが主です。

セールスライター
セールスライターは企業のサービスや物を売るための記事を書く人。洋服を買うときにネットで調べると、魅力的な記事に誘われて購入ボタンを押したことはありませんか。そのように読者に購買をうながす記事を書く仕事をします。

インタビューライター
インタビューライターは取材対象者に取材をして記事を書く人のことです。お店や話題のスポットの取材をしたり、人そのものにスポットを当てたりしてインタビューをして記事を書きます。

コラムニスト・エッセイスト
コラムニスト・エッセイストは独自の体験などを交えて記事を書く人です。単なる感想ではなく、メディアが求めているテーマに沿って客観的な視点から事実をとらえて書く仕事です。

シナリオライター
シナリオライターは、シナリオ(台本)を書きます。たとえばYouTubeの登場人物のセリフ・ストーリーや、ノウハウ動画の構成・執筆をします。最近ではTikTokのシナリオの仕事も増えているようです。

その他にニュース記事、個人ブログの記事、商品の特徴や感想などのレビュー記事を書く仕事などもあります。

このようにWeb上にはバラエティに富んだ仕事があり、求められるスキルはそれぞれ違います。


Webライターの仕事の始め方

では、Webライターの仕事はどのように始めればよいのでしょうか。ここでは簡単にご説明します。

1. クラウドソーシングサイトに登録する
2. タスク案件に応募する
3. プロジェクト案件に応募する

クラウドソーシングサイトとは、仕事の発注者と受注者が出会える場です。代表的なサイトはクラウドワークス(CrowdWorks)やランサーズ(Lancers)です。どちらでもよいので登録します。自分のプロフィールにはできるスキルや経験したこと・職業など、どんどん記入していきましょう。

タスク案件とは、アンケートや口コミ、短文のライティングなどの簡単な仕事内容の案件です。報酬も1件10円~千円ぐらいと低めで、誰でも簡単に隙間時間で取り組めます。特別なスキルや実績は必要とされないため、初心者にはハードルが低いようです。

プロジェクト案件とは、クライアントとやり取りをしながら進める仕事形式の案件です。
始めにクライアントの募集に応募して、契約が成立しないと始められません。応募者が殺到する場合が多く、初心者にはハードルが高いと言えます。長文の記事ライティングの場合が多く、その分、報酬もタスクに比べて高いです。

今まで経験のあること、興味があることなど、自分が執筆できそうな案件に応募しましょう。自信がない方はタスク案件に応募して、やり取りに慣れたらプロジェクト案件に移行するのがおすすめです。

私は宅建の資格があったので、宅建の資格に関する記事を書くプロジェクト案件に応募して採用されました。実際に経験したことや資格を元に案件に応募していくと採用されることが多い印象です。


著者プロフィール

たーこ
医療関係の事務として勤務。コロナにより患者が激減。人生後半戦にこのままこの仕事に就くことに絶望。何か副業をしたいと探しているときにWebライターの職業に出合う。年齢にも場所にもとらわれない働き方に魅力を感じ、早速クラウドソーシングサイトに登録。右も左も分からずだったが、最初にわずかながら稼げたことに感動する。数々の案件に試行錯誤して挑戦中。他のママライターに興味を持ち、インタビューをしてKindle出版を目指すことに。




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