「ポテチショックは二度と起こさない!」官民挙げた取り組みが本気すぎる

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今春の「ポテチショック」で店頭からポテチが消えた


農畜産業振興機構が発表したデータによれば、この10年間でじゃがいもの出荷量は、一度落ち込んだあとに回復の兆しが見えてきています。近年は安定供給されているはずのじゃがいもですが、今年4月にポテトチップスが一時生産停止になりました。その背景には、実は「じゃがいもを簡単に輸入できない」という検疫上の事情もからんでいたのです。

 

天候に左右されやすい国産じゃがいもの収穫量


今春、店頭からポテトチップスが消えたことは記憶に新しいですが、その主な原因は、昨年の9月に北海道に襲来した台風の影響で、じゃがいもの収穫高が激減したことと言われています。

じゃがいもには生食用と加工用があり、ポテトチップスの原料となるのは加工用のスノーデンやトヨシロ、キタヒメといった品種。日本では北海道と九州が二大産地となっていますが、このうちの北海道産のじゃがいもの収穫量が減ったことにより、ポテトチップスが一時生産停止に追い込まれたわけですね。

ちなみに、日本で出回っているじゃがいもは、国産と外国産の比率が70:1程度。これには検疫の事情が絡んでおり、国産のじゃがいもが不作だからといって、じゃがいもの輸入を増やすわけにはいかないのです。

外国産のじゃがいもはフライドポテトや、旬の時期以外のポテトチップスに使われていますが、そもそも国産とは品種が違っているうえに、輸入される量もわずかなもの。そのため、日本で消費するポテトチップ用の品種は、ほとんどを国産でまかなうしかないのです。

ポテトチップスは、もはや国民的なおやつ。


そんな事情の中、「もう二度とポテチショックは起こさない」という強い決意のもと、食品メーカーや外食企業では、じゃがいもの産地の分散や需要予測の高度化などを進め、農林水産省も、来年度の概算要求にじゃがいも農家支援のための予算約30億円を計上し、農作業の効率化などで増産につなげるなど、ポテチショックの再発防止に官民挙げて取り組む姿勢です。

1人あたりの年間消費量約9袋といわれている、国民食ポテトチップス。これらの取り組みが実を結び、ポテチファンが嘆かなくて済むような生産体制が早く整うことを祈りましょう。

 

【関連レシピ】じゃがいものオイスターあえ


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あっという間にできるじゃがいもの小鉢

<材料>(2人分)

じゃがいも…1個

ししとうがらし…6本

オイスターソース…大さじ1/2

<作り方>

1.じゃがいもはせん切りにして水洗いする。ししとうは縦4等分に切って種は辛いので除き、ともにさっとゆでる。

2.湯をきってオイスターソースであえる。

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