おいしく調理するために! 勝間和代さんが実践する「ロジカル調理」の極意
仕事の効率化はもちろん、実生活でも家しごとも徹底的に効率化して、家事ストレスをなくしている経済評論家の勝間和代さん。「大切なのは、ロジック=論理を知ること」という勝間さんですが、「料理はおいしくないと意味がない!」とも。そこで、いかにロジカルに調理を進めるか、その極意を教えてもらいました。
●料理は素材と調味料との因数分解でできる!
例えばシチューを作るときに、肉も野菜も同じ鍋で煮込むのが定番ですが、勝間流では、それぞれの素材を最適な温度と時間で別々に加熱し、最後に材料を一緒にして味つけをします。「素材ごとにおいしく仕上がる時間が違うので、そこを優先。しかも素材ごとに加熱しておけば、その素材で何品も作り分けることもできて便利です」。
●コンマ以下まできっちり計るのがおいしさのコツ
味つけに必要な調味料は、勘ではなく、スケールできっちり計っていきます。「適当に味つけするから味が決まらないんです。コンマ以下まで計れるスケールを使ってきっちり計れば、味が決まらない、ということはありません」。
●調味料や油は厳選する
勝間さんのキッチンにある調味料は、2枚の写真に写っているものと、冷蔵庫にあるしょうゆのみ!というコンパクトさ。油は、オリーブ油のほかにグレープシードオイルなども。ドレッシングなどで味に変化をつけたいときに使い分けをしています。
塩は分量を計るときにすくいやすいよう、広口の容器に入れています。奥の片栗粉はとろみづけに。あとはカレー粉とこしょうがあるのみ。
素材ごとにおいしく仕上がる温度と時間を把握し、それらをコンマ以下まで計った厳選調味料で味つけする。確かに、これでおいしくできないわけはありません!