日本唯一の「主夫芸人」中村シュフの のほほん家事道(8)

#くらし   

◆夫婦生活…それは異星人との異文化交流!?

ジューンブライド。6月に結婚すると幸せになる。なんていわれていますが、式を挙げる月で幸せになれるなら、夫婦げんかで苦労なんてしませんよね。

結婚生活にはどうしたって夫婦間のもめごとがついて回ります。「おみそ汁の味が濃い」「いや私はちょうどいい」だとか「毎日シーツを洗ってほしい」「3日に1回で充分でしょ!」だとか、数えだしたらキリがありません。

このような夫婦間の小さないざこざを、僕は「文化の衝突」と呼んでいます。人は誰でも、自分が生まれ育った環境で身につけた衣食住に関する決まり事を、唯一絶対の正解だと信じて疑いません。だから自分と違う考え方に遭遇すると、それが夫婦げんかの火種となり、「ごめんね」と先に謝ってくれない夫のせいで熱いバトルへと発展してしまうのです(中村シュフ調べ)。

この文化の衝突を防ぐ対策としてオススメなのが、「異星人化計画」です。SFホラーじみた話じゃなくて、「異性の人」を「異星人」だと思えば夫婦円満だよってことです。性別は違えど同じ日本で生まれ育った者だからこそ、自分と夫との文化の違いに驚きを感じてしまう。でも相手が異星人なら、文化の違いがあって当然だと思えますよね。

「おみそ汁の味が濃い」っていわれたら、「そうか、火星におみそ汁はないんだからしょうがないよね」ってなって、「それなのに一口飲んでくれてよかった」と相手に寛容になれるはずです。そうすれば、笑顔スタートで異文化交流が進められます。自分も相手にとって『E.T.』のような友好的な異星人になりましょう。間違っても『エイリアン』にはなりませんように☆ ごめんくださいませ。

◆今月のひとこと:僕は料理を大皿に盛る派。奥さんは個別に分ける派。異文化交流の末に、メイン(主菜)は大皿、副菜は小皿で落ち着く。夫婦で新しい文化を生み出す楽しさ☆

家庭を預かる主夫であり、芸人でもある中村シュフさん。『レタスクラブ』本誌の連載が、しばらくの間1カ月遅れでネットで読めます! 主婦の方はもちろん、主夫の方もぜひご覧くださいませ。【レタスクラブ編集部】

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Information

著者●中村シュフ 1979年生まれ。大学卒業後、お笑い芸人となり、現在は主婦業をメインに主夫芸人、家政アドバイザーとして活動中。初の著書『主夫になってはじめてわかった主婦のこと』(猿江商會刊)が発売中。公式ブログ 「日刊 主夫の友」

中村シュフさんのエッセイは毎号10日売りのレタスクラブに連載中!レタスクラブネット

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