居場所がない…室内にあふれかえった洋服と本。「つい買ってしまう自分」をどうにかしたいです!【お悩み相談】

#くらし   

夫との関係、義実家との付き合い、仕事やキャリア、ママ友などの人間関係……。毎日がんばって生きていると、悩みは尽きませんよね。そんなお悩みに、専門家がアドバイス。
■相談者プロフィール

みどり(50歳女性)

アパレル会社で働いています。休みの日に近くの山を歩くのと読書が趣味です。

お悩み相談

わたしは50歳で10年前に離婚し、70代半ばの母と二人暮らしです。勤務先はアパレル会社で、10年くらい働いています。会社では、小売店で売っている価格の1/5ほどで服が購入できます。取引先の売れ残りを1着1,000円ほどで大量に仕入れることもあり、社員価格は仕入値です。

店頭に並ぶと10.000~20,000円くらいする服が破格の安さで買えるので、買わなければ損をしたような気持ちになります。ついつい、手に取って試着してしまうことに…。アウター、インナー、ボトムとほぼフルアイテムが揃うので、ほかのお店ではあまり買いません。

会社にある商品は、似合っていたら当然買いますし、少々似合わなくても買ってしまいます。同居の母も新しい服が大好きだからです。買ってあげると喜ぶので、母の笑顔見たさに買うこともあります。母はもともと派手で、70歳代なのにカモフラ柄なども着こなします。

体型が似ているので、母に買っても自分が着ればいい、という思惑もあります。そんなわけで、ダウンのロングコートだけでも10着はあります。ダウンや中綿のジャケットもそれぞれ5着以上あり、どれも膨らんでいるのでかさばります。クローゼットのスペースは限られているので、室内に服が溢れかえっています。

また雑誌や本も大好きでしょっちゅう買います。小説は思いついたときに買っておかないと知らないうちに絶版になることがあって、どの本を見ても「今、買っておかないと…」と思ってしまい、結果として部屋に本がうず高く積まれている状況に…。読んでいない本がたくさんあるせいで、なかなか片付けられません。

だんだん、部屋の空きスペースが服と本に侵食されてきて、見ているとうんざりするのと同時に気持ちが落ち込んできます。片付け方も悪いのですが、そもそも買ってしまうのがよくないという自覚があります。こんな風に、つい買ってしまう自分をどうにかしたいのですが、どうしたらいいのでしょうか?

いったん本や洋服を別の場所に預け、広くて心地よい部屋を実感して


もともとみどりさんが大好きな洋服と本なので、「程よくある」分には幸せな気持ちを感じると思いますが、「侵食」されるほどになってしまうと、さすがにしんどい状況ですよね。
服や本をすぐに捨てる、というのはハードルが高いと感じます。そこでいったん、服や本の一部を預かってもらうのはいかがでしょう?クリーニング店で服を預かってくれるサービスがありますし、本についてはレンタルボックスのようなサービスも充実しています。
本当はこれだけの服で過ごせた、読みたい本のページを開くことができた、という心地よい体験ができれば、物を増やすのは一旦やめるという考えになれると思います。

さらなる次のステップで、今、預けている服や本をどうするか考えてください。このまま預けるか、仕分けしてオークションに出すか、寄付という方法もあるでしょう。

本当に自分が必要と感じたものだけに囲まれた心地よい部屋で、お母さまと楽しく過ごせる日がくるといいですね。

■回答者プロフィール

嘉納幸子

臨床心理士・公認心理師・社会保険労務士・通訳案内士(英語)。マスコミ勤務を経て、弁護士・医師など専門職へのメンタルコンサルテーション・講義ほか、家族問題、貧困問題、労働問題など幅広い分野に精通。

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