自分の体は自分で守る! 20代以上の女性が受けるべき3つの婦人科検診

#美容・健康 
自覚症状がなくても、定期的な検診があなたの命を守ります

現在、日本人の2人に1人が一生のうちにがんに罹患すると言われています(「国立がん研究センター がん情報サービス」最新がん統計2018年より)。

自覚症状がないからといって検診を受けていない人、1度検診を受けたときに異常がなかったため、そのまま数年を過ごしている人も多くいますが、女性特有の乳がんや子宮がんは30~40代で罹患する人も少なくなく、現在では早期発見、早期治療でその多くが治ることも知られています。
検診は、症状がないときだからこそ受けるべきもの。女性が定期的に受けておきたい3つの検診を紹介します。

乳がん検診 ~40歳以上は2年に1回の検診を~


乳がんは、日本の女性がかかるがんの中で最も患者数が多い病気です。約9人に1人が乳がんと診断され、1年で1万4000人以上が亡くなっています(「国立がん研究センター がん情報サービス」最新がん統計2017年より)。
早期の場合は自覚症状がない場合が多いですが、患者数は年々増加。検査で発見される確率が高いので、早めに、そして、継続的に検診を受けることが大切です。

◆どんな検査?
問診、視診、触診の後、マンモグラフィー検査(乳房専用のX線検査)を行うのが基本。マンモグラフィー検査は、小さいしこりや、しこりになる前の石灰化を発見するための検査で、乳房を2枚の板で平たくなるように挟み、乳房全体を撮影し、画像を確認します。乳房が圧迫されるため、痛みを感じることもありますが、圧迫時間は数十秒ほど、検査自体は5分ほどで終わります。

マンモグラフィー検査は、早くから普及し、確実に乳がんの死亡率を減らせる基本の検査とされています


また、市区町村など自治体が補助する乳がん検診には含まれていないことが多いですが、超音波(エコー)検診も、多くの民間のクリニックや人間ドックで行われています。超音波を当てて画像を確認する検査で、しこりの大きさや位置を立体的にとらえることができます。マンモグラフィー検査では見つけられなかった異常も見つけることができるので、2つセットで受けることが望ましいです。

乳がん検診の際には、マンモグラフィー検査に合わせて超音波(エコー)検診も受けておくと、なお安心


これらの検査で異常が見つかった場合は、細胞診や組織診(疑いのある部位に針を刺して細胞や組織を採取し、悪性かどうかを診断)などの精密検査を受けることになります。

◆対象年齢
40歳以上

◆受診間隔
2年に1回

◆費用の目安
マンモグラフィー検査:無料~6000円程度 
超音波(エコー)検査:無料~4000円前後
※いずれも自治体により補助の金額が異なる。


子宮頸がん検診 ~20歳を過ぎたら必ず受診!~


子宮頸がんは子宮の入口にできるがんで、罹患者は20歳代から30歳代で急増。30歳代後半から40歳代の女性でも増加傾向にあります。初期段階では自覚症状がほとんどないため、定期検診が早期発見のカギとなります。なお、月経(生理)以外に出血がある、閉経したのに出血があるなどの不正出血がある場合などは、検診ではなく、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

◆どんな検査?
問診、視診(膣鏡を膣内に挿入して子宮頸部を観察し、おりものの状態や炎症の有無を確認)に合わせ、子宮頸部細胞診を行います。子宮頸部細胞診は、ブラシなどで子宮頸部をやさしくこすって細胞を採取し、異常な細胞がないか顕微鏡で調べる検査。痛みはほとんどなく、2~3分で終わります。

◆対象年齢
20歳以上

◆受診間隔
2年に1回

◆費用の目安
無料~6,000円程度 ※自治体により補助の金額が異なる。

子宮頸がんは初期段階では自覚症状がほとんどないうえ、進行も早いので、早期の発見が大切


乳がん検診(マンモグラフィー検査)と子宮頸がん検診は、厚生労働省が特に検診を推奨しているため、市区町村などの自治体から委託を受けた医療機関などで、無料または一部の自己負担のみで受けることができます。対象年齢や負担費用は自治体の補助により異なるので、詳しくはお住まいの自治体の窓口に確認しましょう。


子宮エコー検査(経膣超音波検査・経腹超音波検査) ~子宮頸がん検診とセットで受診を~


超音波を使って、子宮や卵巣などを観察するための検査。子宮や卵巣の中の状態まで詳しく観察することができ、子宮体がん、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫(のうしゅ)などの早期発見につながります。
これらの病気は、子宮の入口しか見ない子宮頸がん検診では発見できないため、自分自身で婦人科などに予約をして受診する必要があります。子宮頸がん検診とセットでぜひ定期的に受けたい検診です。

◆どんな検査?
「経膣超音波検査」は、膣内に超音波を発生させる細長い器具を挿入し、子宮や卵巣に反射してはね返ってくるエコー(反射波)を画像化してモニターで確認し、子宮や卵巣の様子を確かめます。痛みや出血はほとんどなく、だいたい5分以内で終わります。
「経腹超音波検査」は、おなかにゼリーを塗って超音波で子宮や卵巣を調べる検査で、妊婦健診でも用いられているものです。

◆対象年齢
20歳以上

◆受診間隔
1年に1回

◆費用の目安
4,000~5,000円程度

検診は、定期的に受けてこそ意味があるもの。「あのとき受けておけばよかった」と後悔しないためにも、今年はぜひこれらの検診を受けましょう。

※上記の検査の「対象年齢」「受診間隔」は厚生労働省の指針に基づくものです。


文=岡田知子(BLOOM)
医療監修=すわやまクリニック院長 田島厳吾

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