四女の初めての誕生日なのに帰ってこない父、そして起こった事故…母の我慢はもう限界で……(5)

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ただ我慢の限界だった…

『毒親だけど、愛されたかった』5回【全7回】


家に帰ってこない父親と離婚した母は、たったひとりで4人の娘を育てるプレッシャーに押しつぶされ、やがて毒親になっていきました…。

貧しい生活の中、「もうひとりの母親」役として小さな妹たちの世話をしてきた長女の五月さんは、やがて働かない母親に代わりアルバイトで家計を支えるようになりました。家事すらも五月さんに押し付けて遊びに行こうとする母は、「もっと稼げる仕事をすれば?風俗とかさぁ」とひどい言葉を投げかけます。そして、五月さんは自分の負の感情から逃げるために、幼い自分と同じ姿をしたもうひとりの人格「サツキ」と、心の中で対話するようになっていくのでした…。

母親や家族との葛藤を描いた鈴村五月さんのコミックエッセイ「毒親だけど、愛されたかった」から、五月さんの母親の心情を描いたエピソードをお届けします。四女のはじめての誕生日、なのに夫は今日も帰宅する気配がありません。五月さんの母はもう我慢の限界を迎えていて……。

※本作品は鈴村五月著の書籍『毒親だけど、愛されたかった』から一部抜粋・編集しました

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