とろ~り糸を引くとろけるチーズ。普通のチーズとの違いは?/子どもに話したい雑学(26)

#趣味   
とろけるチーズと普通のチーズの違いって?

『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』26回【全56回】


子どもをもつ親たちに、ぜひ知っておいてほしい教養系雑学。

「ざるそばともりそばの違いは?」「ポン酢のポンってなに?」
これ、答えられますか?

「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」「子どもの好奇心を高めたい」そんな方に、わかりやすく、楽しみながら「タメになるうんちく」をお教えします!
子どもが思わず「パパ、ママ、すご~い!」と言ってしまう学校では教わらない「おもしろ知識」「生活の知恵」をどうぞ。

※本記事は多湖輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


とろけるチーズと普通のチーズの違いとは?


チーズの中でも変り種なのが、チーズトーストなどに使われるとろけるチーズである。

ふつうのチーズを熱しても、ほとんど形が変わらないのに、どうしてとろけるチーズはあんなふうに溶けて糸を引くのだろうか。

チーズのタンパク質は鎖のようにつながって、網目状になっている。ふつうのチーズは網目が細かいので、加熱しても伸びない。

それに対して、とろけるチーズは網目が粗く、熱を加えると簡単に伸びてしまう。つまり、タンパク質のつながり方の違いが、ふつうのチーズととろけるチーズの違いなのだ。

とろけるチーズが糸を引くのは、カゼインミセルというたんぱく質の成分が熱によって軟らかくなり、引っ張られた方向にずれながら伸びるから。それが、まるで糸を引いているように見えているわけだ。

チーズには大きく分けて、ナチュラルチーズとプロセスチーズという二つの種類があり、ナチュラルチーズを熱で溶かして作ったものがプロセスチーズである。プロセスチーズは加熱しても糸を引かないが、ナチュラルチーズは糸を引くのである。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』(KADOKAWA)

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