おいしいニンジンは軸が小さい! 「男前」なニンジンを手に入れるテク

#食   
ニンジンは軸が小さいほうがおいしい

『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』3回【全10回】


スーパーマーケット青果部に10年以上勤務し、SNSでは野菜の正しい保存方法やおいしい野菜の選び方のほか、いち早く野菜・果物の高騰情報を発信するなど、野菜のプロならではの鮮度のよい情報を惜しみなく公開している青髪のテツさん。

そんな青髪のテツさんによる、明日からスーパーで失敗しなくなる「選び方のコツ」を大公開! 野菜選びの「基礎・基本」をぜひ参考にしてみてください。

※本記事は青髪のテツ・著、わたなべみきこ・イラストの書籍『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』から一部抜粋・編集しました。


ニンジンは軸が小さいほうがおいしい

ニンジンは軸が小さいほうがおいしい

ニンジンは軸が小さいものほど、やわらかくておいしいです。重みのあるものは水分量が多く、実のきめが細かくておいしいですよ。

農家さんから、「ニンジンも逆三角形が男前」と聞いたことがあります。きれいな三角形で細く長いニンジンほどおいしいとのこと。逆にふっくらとしているものはきめが粗く、舌ざわりが悪いこともあります。
 
また、表面がなめらかでヒゲがないものは順調に成長した証拠です。 
 
ヘタの切り口がみずみずしく黒ずんでいないものは新鮮です。ヒゲが出ているものは食べごろがすぎて熟しすぎているので避けましょう。もちろんキズやヒビ割れがあるものは論外です。

旬の目安
10、11、12、1月

生産地 TOP3
1位 北海道 32.7%
2位 千葉 15.7%
3位 徳島 8.6%

比べてみよう!

軸の大きさを見てみよう

軸が大きいものは、栄養を葉にとられてかたくなる

軸が大きいものは、栄養を葉にとられてかたくなる

軸が小さいものほど、やわらかくておいしい

軸が小さいものほど、やわらかくておいしい

野菜博士への道

原産地は西アジアといわれています。江戸時代初期に東洋種が栽培され始め、その後ヨーロッパから西洋種が伝わりました。お店でよく見るニンジンは西洋種です。ニンジンのオレンジ色はβ-カロテンの色で、色が濃いほど豊富です。英語名の「キャロット」は、カロテンの語源になっています。

店員のヒトコト
ニンジンのβベータ-カロテン吸収率は、生だと8%、煮ると30%、油で炒めると70%!

著=青髪のテツ、イラスト=わたなべみきこ/『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみえ図鑑』

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