レタスは「生産者の顔」で包んで保存する時代⁉ 実際にやってみたら本当に長持ちした!

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<提供:味の素株式会社>

鮮度劣化の早い野菜と言われるレタス、少しでも長くおいしく保存したい!

みなさんは食材を選ぶとき、何を基準にしていますか?以前、SNSで「生産者の顔で卵を選ぶ」というツイートを見たのですが、たしかに、作り手の顔が見えるというのは安全性もわかって安心できるうえ、なによりその食材がぐっと身近な気持ちになりますよね。

そんななか、先日、味の素株式会社が「Cook Do® オイスターソース」の広告として群馬県の上毛新聞、茨城県の茨城新聞に「レタス保存用新聞」という一面広告を掲載しました。

レタス保存用新聞広告2


レタスを新聞紙で包むと長持ちするって本当?

鮮度劣化の早い野菜と言われるレタスですが「野菜室で放置してたら、いつのまにか葉っぱが茶色になってて使えなくなった」という経験がある方も多いのではないでしょうか。

レタスの鮮度を保つには、いかに乾燥を防ぐかがポイント。「新聞紙で包んで冷蔵庫に入れる」という方法で、レタスが長持ちするんだそうです。さきほどの新聞広告が「レタス保存用新聞」というネーミングなのはそんな理由からなんですね!

でも、普通に冷蔵庫に入れていれば大丈夫なのでは…?長持ちと言ってもどれほどもつのか分からないし…。そんな疑問を解決すべく、「瞬間消滅レタスクラブ」のメンバー編集Yが、実際に実証してみました!

【瞬間消滅レタスクラブとは】

世の中の人に、レタスをもっとおいしく、もっとたくさん食べてもらうため、レタス農家と味の素株式会社、レタスクラブがタッグを組んで立ち上げたクラブです。レタスの保存方法や、レタスを大量に食べられるレシピなど、あなたとレタスを近づける情報をお伝えします!
※味の素(株)考案の、レタス1玉を一瞬で食べきれてしまうレシピ「瞬間消滅レタス」が元ネタです。

実証するにあたり、群馬県でレタスの農家を営む松本さんにレタスを保存するコツなどを伺いました。

▷お話を伺ったのは…

松本浩幸さん

群馬県レタス農家 松本 浩幸さん
サラリーマンから実家のきゅうり農家の跡を継ぎ、5~6年ほどきゅうり栽培をした後、将来性を感じたレタス栽培に挑戦し今年で7年目。まだ外が暗い朝4時から畑の見回りをはじめ、朝焼けの中コーヒーを飲むのが至福の時なんだとか。

松本さん
「実は、レタスは収穫した後も成長を続けているんです。半分にカットされたレタスの場合は、その断面から成長しようとして、うま味のもとである養分を使い、おいしさが半減してしまいます。だから、レタスを購入するときは1玉で買うのがおすすめですね。また、レタスは水分が多い野菜なので、水分をいかに保つかが重要です。保存の際は、レタス自身が出す水分を受け止め、適度に保湿してくれる新聞紙のようなもので包むといいでしょう。新聞紙以外のもので包むのであれば、キッチンペーパーを軽く濡らしてレタス全体を包み、ポリ袋に入れるのもいいですね」

なるほど、水分が大切なんですね。ほかに保存の際に気を付けたほうがよいことはありますか?

松本さん
「基本的に、野菜は畑にあった状態のまま保存するのが一番長持ちするんです。レタスも芯を下に向けて冷蔵庫に入れるようにすると、さらに長持ちします。もしレタスがしなしなになってしまったら、40~50度くらいのお湯をかけるとパリッと復活するので、ぜひやってみてください」

こんなに違う!驚きの新聞紙効果

レタスの保存方法について実証実験!そのままで保存、ポリ袋に入れて保存、新聞紙に包んで保存、の3パターン

実験はレタス3玉をそれぞれ新聞紙で包む、ポリ袋に入れる、そのままの3パターンで1週間、冷蔵庫に保存しました。

1週間たった結果がこちら!

1.そのまま野菜室に入れたもの

レタスをそのまま保存/ビフォーアフター

しなびてヨレヨレで、外側の数枚は食べられませんでした。外側の葉を数枚除いた中の方は食べられましたが、シャキシャキ感はありませんでした。

2.ポリ袋に入れて野菜室に入れたもの

レタスをポリ袋に入れて保存/ビフォーアフター

芯の部分から赤茶色に変色。ところどころヌメヌメとしたぬめり気が出ていたり、溶けたようになっている箇所も。中の葉も赤茶色になっている葉が多く見られました。

3.新聞紙で包んで野菜室に入れたもの

レタスを新聞紙に包んで保存/ビフォーアフター

1週間経っているとは思えないほど葉が緑色でハリがあります。外側の葉を1枚除いて食べてみましたが、シャキシャキでおいしくいただけました。

いつもはレタスをラップに包んで冷蔵庫に入れていましたが、新聞紙効果にびっくり!
実は、実験前後のレタスの重さも計っていたのですが、新聞紙で包んだレタスは1週間で約42.9g減っていたのに対し、そのまま保管したレタスは59.1gも減っていたんです。葉っぱもヨレヨレになるはずですよね…。一方のポリ袋は密閉性が高いからか、4.3gしか減っていないという結果でした。

レタスの保管には、水分はありすぎてもなさすぎてもダメで、新聞紙がちょうどいい水分量を保ってくれたのかもしれません。これからは、レタスは必ず新聞紙で包んで保管しようと思いました!

料理家に聞く!レタス保存方法のアドバイス

新聞紙レタス、実際に長持ち効果を感じられましたが、なぜこのような効果があるのでしょうか。常日頃から野菜を扱い、その特徴や栄養にも詳しい料理家さんにお話を伺ってみました。

▷お話を伺ったのは…

牧野直子さん

牧野直子さん
管理栄養士、料理研究家、ダイエットコーディネーター。テレビ出演や著書の執筆、料理教室や企業の商品開発など、幅広く活動。ダイエットやメタボリックシンドローム対策向けのレシピなども人気。

――レタスを保存するときに一番に気にすべきことは何でしょうか?

牧野さん
「レタスは、約95%が水分の野菜なので、みずみずしさをキープするために、乾燥させないことがとても大切です。それから、レタス農家の松本さんがおっしゃるように、芯は下向きになるように保存しましょう。これは、栽培時と似た環境で保存した方が、野菜にストレスがかからず傷みにくいからなんです。レタスに限らずほうれん草や小松菜などの葉物野菜も同様なので、参考にしてみてくださいね」

――レタスを新聞紙で包んで保存する場合、ポイントは何かありますか?

牧野さん
「レタスを新聞紙で包んでから、さらにポリ袋に入れてもいいでしょう。野菜室に入れるときは、芯が下向きになるよう注意してくださいね。芯を上にすると、ストレスがかかってしまうこともありますが、葉が自重でつぶされ傷みやすくなります」

――新聞紙のほかにも、レタスを長持ちさせる方法があるのでしょうか?

牧野さん
「芯につまようじを刺す方法もあります。レタスは収穫後も成長を続けており、成長に有機物や水分を使ってしまうことで傷みやすくなったり、栄養が減ってしまうからです。レタスの成長を止めるために、芯に3か所つまようじを刺します。その後でキッチンペーパーか新聞紙で包んでポリ袋に入れ、芯を下にして野菜室で保存しましょう」

成長点を壊すには、芯の部分につまようじを数本刺すだけ


――レタスを冷蔵庫で保管する場合の、やってしまいがちなタブーはありますか?

牧野さん
「芯をくりぬくことでしょうか。成長を止めることはできますが、切り口が大きすぎて、レタス自体が傷みやすくなってしまいます」

――農家さんから、しなしなになったレタスに50度くらいのお湯をかけると復活すると聞きました。それはなぜなのでしょうか?

牧野さん
「収穫された野菜は、水分の蒸発を抑えるために表面にある気孔が閉じた状態になっています。50℃前後の湯で野菜を洗う(30秒~1分ほど浸ける)と、『ヒートショック』によって葉の表面の気孔が開き、細胞が水分を吸収するので、特に葉物はみずみずしく、シャキッとします」

――レタスの栄養があますことなく活用できる、おすすめの調理法はありますか?

「レタスには、塩分(ナトリウム)の排泄を促すカリウムが含まれます。カリウムは水に溶け出しやすいので、生で食べる場合以外は、スープや煮汁などを無駄にしない食べ方がおすすめです」

1玉で買ってきたレタス、すぐに食べきりたいところですが、そうもいかない場合もありますよね。保存のコツをおさえれば、シャキシャキのレタスをより長く味わえるかもしれません。レタスの特徴を学んで適切な方法で保管することで、少しでもおいしく味わえる期間を延ばしたいですね。

※食材の状態や気温、冷蔵庫の機種になどにより、保存可能な期間が異なる可能性があります。なるべく早めに、新鮮な状態のものをお召し上がりください

文=山上由利子

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