カレー味×バターのコクが染み渡る!「豚こまと長芋のカレーバターじょうゆ煮」
朝晩はすっかり肌寒くなって、温かいものが食べたい日も増えてくるこの季節。そんな中で重宝する料理に、鍋、スープと並んで煮物がありますよね。煮物は鍋やフライパン一つでできるものも多く、まとめて作り置きしやすい魅力的な料理。でも、具材を変えても味つけが単調になってしまいがちです。
もっとレパートリーを増やして、日々の食事を充実させたい……。
『3分クッキング』11月号の特集は、そうした希望を叶えてくれる「絶品!主役になる煮もの」。中でも気になったのが、「豚こまと長芋のカレーバターじょうゆ煮」。
長芋を煮物に使うことって、あまりないですよね。でも加熱するとほっくりとした食感になるので、絶対おいしいはず! さらにカレー粉とバターでコクをプラスするという新鮮さに興味をそそられて、早速作ってみることにしました。
カレー風味の甘辛煮はバターでコク増し
「豚こまと長芋のカレーバターじょうゆ煮」
材料(2人分)
豚肉(切り落とし)……150g
長芋……300g
玉ねぎ……1/2個(100g)
にんにくのみじん切り……1かけ分
カレー粉……大さじ1/2
煮汁
・水……1カップ
・しょうゆ……大さじ2
・みりん……大さじ1
バター……10g
●油
作り方
1 長芋は皮をむいて1.5cm厚さの半月切り、玉ねぎは1cm幅のくし形切りにする。
2 フライパンに油小さじ1、にんにくを入れて熱し、香りが立ったら豚肉を炒める。肉の色が変わったら長芋、玉ねぎを加えて全体に油がまわるまで炒め、カレー粉を加えて粉っぽさがなくなるまで炒める。
3 煮汁の材料を加えてよく混ぜ、平らにならす。煮立ったら落としぶたをして弱めの中火にし、長芋に竹串がスッと通るまで15分ほど煮る。器に盛り、バターをちぎってのせる。
◇◇◇
大きめに切ったホクホク食感の長芋は、じゃがいもやさつまいもとはまた違う、少しスッキリとした味わい。そこに甘辛い味つけ、カレー粉のスパイシーさ、バターのコクでしっかりめの味が加わることで、程よいボリュームに。翌日にはより味が染みて、また違うおいしさが味わえます。カレー味なので、ごはんに乗せて丼にしてもおいしい…!
今年の秋・冬は、こうしたちょっと変わった煮物にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
調理、文=月乃雫
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Information
巻頭特集は、秋野菜たっぷりの「絶品! 主役になる煮もの」。鍋1つでできて、だしもいらない、栄養バランス◎の煮ものが30品。「甘辛味」だけでも17のバリエーションをご用意しました。里芋や長芋、きのこ類、れんこん、ごぼうといった根菜、冬に向かっておいしくなる葉野菜を、豚肉や鶏肉、牛肉、魚介とあわせて絶品煮ものに。ごく簡単なのにしっかり料理したような味わいと見た目で、失敗知らずのレシピばかりです。脱マンネリに、ぜひお役立てください。
好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「さつま芋の甘煮」。大庭英子先生の連載「大人の1皿ひとりごはん」では、材料も手間も最小限なのに楽しい気持ちになる3レシピをご紹介します。
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