自分と愛猫のために。仕事部屋を「がらーん」にする大切な理由

#趣味   
猫と仲良く座れるソファーを購入したのです

『なんにもない部屋の暮らしかた シンプルに生きる7つの工夫』6話【全6話】


自他共に認める「スーパー捨て魔」のゆるりまいさん。「捨て」の快感に目覚め、少しでも迷ったら不要と判断し捨てる生活を送っているうちに、だんだんとものが減り、今やモデルルームを通り越して、引っ越し前の家かと思うほど、なんにもない家で暮らしています。

しかし一緒に暮らす夫や母は、ミニマリストでも捨て魔でもなく、むしろ「捨てられない」タイプの人たち。リビングやキッチンなど、共有スペースにすらなにもない家をどう受け入れているのでしょうか。

極力ものを増やしたくないけれど、お互いが快適に暮らすための家族間のルールや、家族を巻き込むための工夫とは? 片付けられない、ものを増やす家族との攻防に悩む方へのヒントが満載のエピソードを届けします。

※本記事はゆるりまい著の書籍『なんにもない部屋の暮らしかた シンプルに生きる7つの工夫』から一部抜粋・編集しました


【仕事部屋】大切な家族を守る&集中カキープ仕様

我が家で一番好き勝手できる場所、それは私の仕事部屋。何を捨てても誰にも怒られず、迷惑もかけず、思い通りにできる私のパラダイスなのであります。だから家族のことはまったく気にしないでOK!と思ったら大間違い。この部屋は大事な家族の一員である、猫が頻繁に出入りする場所です。しかもおもちゃになる紙、文具が盛りだくさん。自分のためにも、猫の安全のためにも、片っ端から片付けて「がらーん」とした状態にしなくてはいけません。

もうひとつ「がらーん」にする大切な理由、それは「集中力を保たせるため」です。私の仕事環境は自宅ゆえに誘惑が多い状態です。そこで仕事前に掃除することで、オン・オフのスイッチを切り替えることにしたのです。さらに「視界に余計な物を入れない」というルールを作りました。

仕事机の上にあるのはパソコンとデスクライトのみ。必要な道具類は、机の横のベンチ型収納に全て入れています。プリンターなんかも使う時だけ「よっこらしょ」と取り出すという、非常に面倒な事に。しかしここまでしないと、私の集中力はすぐに途切れてしまうのです。このルールのおかげで、机の上はいつでも広々。物をなくす事も少なく、必要な物をすぐ取り出す事ができるので、仕事の効率は良くなったと思います。

私が仕事部屋に缶詰になっている時は、自然と家族が集まってきます。忙しい時限定ですが、憩いの場がリビングから仕事部屋に移る事もしばしば。その際、家族はベンチ型収納に座ってもらいます(椅子には猫のくるりが寝ているので…)。夫はそこで本を読んだり、ゲームをしたり。なかなか2 人の時間が取れない時は、そうやって静かに一緒に過ごすのです。母も今日の出来事などを、仕事部屋に話しに来ます。ついでに猫と遊んで帰っていきます。いや、もしかしたら私との会話がついでなのかもしれません。

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