あなたにも「副業ライター」はできる!未経験から始めるコツと始め方5ステップを解説

あなたにも「副業ライター」はできる!未経験から始めるコツと始め方5ステップを解説

「副業でライターに興味を持っているけど、未経験者でもできるの?」
「副業でライターを始めて、収入を得たい! 家計にもう少し余裕がほしい」

ライターの仕事や副業に興味がある方は、こんな疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか。
そこでこの記事では、未経験からライターの仕事を副業にするために必要なことや、メリット・デメリット、具体的な始め方を解説します。

※ライターにはさまざまな種類がありますが、今回の記事では、未経験者や初心者でも始めやすく、在宅でチャレンジできる「Webライター」について解説します。限られた時間の中で無駄なく副業を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

【画像で確認】初心者Webライターが仕事を獲得するには?ヒントは身近なところにあった!


ライターの仕事とは?

ライターは、記事を書くのが主な仕事です。
一口に記事を書く仕事といっても、内容はさまざま。Webライターの仕事には、SEO記事、インタビュー記事、シナリオライティングなどがあります。ここでは代表的な3つをご紹介します。

SEO記事

副業でライターをするなら、1番身近な仕事はSEO記事と言えるでしょう。
SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった言葉で、「検索エンジン最適化」のことをいいます。言い替えると、Googleなどの検索エンジンから調べものをしたときに、記事を上位に表示させて、サイトを訪れる人を増やす施策を指します。

例えば、簡単に作れる夕食のレシピを調べるため「夕食 時短 レシピ」と検索したとき、検索結果の上位のサイトからチェックする人が多いと思います。このときに上位に出てくる記事は、SEOを意識して作りこまれているものです。
SEOの目的は、キーワードを適切に用いて検索結果の上位に表示させるような記事をつくることです。上位に出ることによりそのサイトへのアクセスが増えて、情報がより多くの人に伝わったり、商品が売れやすくなったりする仕組みになっています。

インタビュー記事

インタビュー記事は、企業の担当者や個人に取材をして、人物やサービスの魅力を記事にまとめる仕事です。

例えば、企業の採用ホームページには、よく社員へのインタビューが載っていますよね。このようなインタビュー記事の多くは、ライターが担当者に話を聞いて文章をまとめたものです。

インタビュー記事では、事前の情報収集や質問の組み立て、取材時のコミュニケーション力などが大切です。商品を売ることも目的のひとつですが、企業や個人のブランディングのためにインタビュー記事を作ることもあります。

シナリオライティング

シナリオライティングは、主にYouTubeなど動画内で使われるシナリオを作成する仕事です。
例えば、本の要約を紹介するチャンネルや、ミステリーの物語を読み上げるチャンネルなど、ナレーターが話す台本にシナリオが使われています。

動画を長く見てもらうために効果的な言い回しを考えたり、効果音を入れる箇所を調整したりするなど、「他の人に聞かれるストーリー」を考える点が、他の記事とは大きく異なる点です。また本の要約など解説系のチャンネルであれば、ライター自身が作品を読み込んで内容を理解することも必要になります。


副業ライターに必要なこと

副業でライターの仕事をするためには、会社に確認を取ったり、確定申告の必要がないかチェックすることも大切です。ここからは、副業としてライターを始める前に必要なこと3つをご紹介します。

副業ができるか確認

副業を始める前に、そもそも副業をしてもいいのか勤め先に確認しましょう。基本的には、本業の就業規則に明記されているので、該当箇所をチェックしてみましょう。

企業によっては「完全許可」「届け出れば可能」「禁止」など、定めが異なります。始める前に必ず確認して、就業規則違反にならないよう注意してくださいね。

本業との両立が必須

副業を始める際には、本業に支障をきたさないように管理することが大切です。
特に、ライティングに慣れない最初のうちは、執筆に時間がかかるため、時間に余裕をもつことが欠かせません。

例えば、本業の隙間時間を洗い出し、情報収集や執筆、納品までにかかる時間を想定してスケジュールを管理しましょう。「通勤に1時間かかるから、そのうち40分はスマホで執筆できるかも」といったイメージです。

本業のイレギュラーな残業なども想定して、無理のない範囲で副業を始めるのがおすすめです。

一定の条件を満たしたら確定申告が必要

1年間の所得が合計20万円を超えた場合、確定申告が必要になります。
確定申告とは、1月1日から12月31日までに得た所得から税金を計算し、税務署に申告する手続きを指します。

本業で年末調整をしていても、年間20万円以上の所得がある方は個人での申告が必須です。漏れのないよう注意しましょう。

一定の条件を満たしたら確定申告が必要



副業ライターのメリット

ライターの仕事を副業として行うメリットは、副収入が得られること、在宅でもできること、スキルを本業に活かせることの3つです。それぞれ見ていきましょう。

本業以外に副収入が得られる

本業を頼らずとも、自力で収入を増やせるのは、副業のメリットです。
時間の管理やスキルの向上は不可欠ですが、努力次第でプラスの収入が見込めます。例えば、副業ライターのかばたあきこさん(@ako_kabata_w)は、フルタイム勤務をしながら月10〜20万円の収入を得ているそうです。


副収入があれば、普段はあまり行かないような高級なお店にご飯を食べに行ったり、週末に旅行をしたりと、楽しみの幅も広がります。その他にも家計の足しにしたり、学びを深めたりすることもできるでしょう。

在宅でもできる

ライターの仕事は時間や場所を問わないため、在宅で進められるのが魅力です。
忙しい子育て世代であっても、就業時間にとらわれず自分に合った作業時間にカスタマイズできます。

例えば、朝早く起きて執筆したり、通勤の電車内で参考情報を収集したり、子どもを寝かしつけてから執筆を再開したりすることもできます。
ご自身のライフスタイルに合わせて作業できれば、無理なくライターの仕事を進められるでしょう。

新たなスキルが本業に活かせる

ライターの仕事を通して文章スキルが上がれば、本業にも活かせます。
なぜなら、ライティング力はあらゆる場面で活用できるからです。

ライター以外の仕事にも、企画書の作成や決裁用書類、お客様への通知など、文章を使う場面は数多くありますよね。
例えば、企画書をわかりやすく体系立てて作成できれば、社内や顧客からの理解が得やすくなるかもしれません。ライティングスキルの向上は、本業への貢献にもつながるのです。

副業ライターのデメリット

副業としてライターの仕事をすることのデメリットは、稼げるようになるまでに時間がかかることや、時間を確保しなくてはいけないこと、ライバルが多いことです。内容を詳しくお伝えするとともに、解決策もご紹介します。

稼げるようになるまでに時間がかかる

ライターを始めたばかりのころは、実績やスキルが十分でないことから、仕事に応募しても受注につながりにくく、稼げるようになるまで時間がかかります。
また、仕事を受注できたとしても、文章力や情報収集力、コミュニケーション力などが伴わないと、次の発注に結びつかず単発の仕事で終わってしまうこともあります。

仕事を獲得できるようになるには、スキルの習得と実績づくりが欠かせません。ライティングに関する勉強をしたり、ライターの名前が入る記名記事を受注したりするなど、少しずつ自分の武器を増やしていきましょう。
時間はかかるかもしれませんが、コツコツと努力を続けることで、収入の増加も見込めます。

時間を確保しなければならない

副業ライターは、本業の合間に時間を確保する必要があります。フルタイムで会社に勤めている方など、本業の終業後に副業をするのは大変に感じることもあるでしょう。

しかし、発注主にとっては、ライターが副業か専業かは関係ありません。
そのため、本業がどんなに忙しくとも、納期を必ず守ることが大切です。

本業の繁忙期や自分自身や家族の急な体調不良なども考慮して、時間に余裕をもち、着実に納品できるようにスケジュール管理をすることが大切です。

ライバルが多い

ライターは始めるハードルが低いため、ライバルが多いのがデメリットでもあります。
特に副業ライターは、書くことを本業にしている「専業ライター」と同じ土俵で競わなければいけません。限られた時間で自分のスキルを磨いて、うまく自分をアピールすることも大切です。

そのために、自分自身の経験や知見の棚卸しをしてみましょう。本業で実績をあげたことや、上司に褒められたことなど、アピールできる内容がないか、時間を作って書き出してみてください。自分の強みをうまくアピールできれば、副業ライターであっても仕事の獲得は可能です。


副業ライターの始め方5ステップ

ここからは、具体的にライターの仕事を副業として始める5ステップを解説します。経験の棚卸しやクラウドソーシングへの登録は、副業ライターとして踏み出す一歩目です。これから始める方は、以下のステップを参考にチャレンジしてみてください。

1:経験の棚卸しをする

まずは、自分の趣味や経験、書けそうな分野をピックアップしましょう。
実際に動き出す前に、書けそうな分野を見つけておくと、応募する案件を効率よく見つけられます。

例えば、「海外旅行に〇回行ったことがある」「シーズンごとに新作のコスメを〇つ買う」「不動産業務に〇年在籍している」など、具体的な項目をあげます。
自分の強みを可視化しておくと、応募するときの強みになるでしょう。

2:時間の使い方を考える

次に時間の使い方を考えておきます。副業の場合は、ライターの活動に使える時間が限られます。本業と両立するために、いつ作業ができそうか、スケジュールを振り返ってみましょう。

例えば、通勤電車にいる時間をスマホゲームに充てていたのなら、執筆する時間に変えられるかもしれません。子育て中の現役ライターには、子どもが起きる前や寝た後などを作業時間にしている人も多くいます。
無理なく効率よく仕事を進めるために、生活の中でどれだけの時間を副業に回せそうか、スケジュールを組んでみましょう。

3:クラウドソーシングに登録する

自身の経験を棚卸ししたら、クラウドソーシングに登録します。
クラウドソーシングとは、仕事の発注者と受注者をつなげるマッチングサイトのようなものです。初心者のうちは、業界大手のクラウドワークスとランサーズに登録することをおすすめします。大手クラウドソーシングには案件がたくさんあるので、初心者でも案件を探しやすいはずです。

4:案件を探す

次に、クラウドソーシングを使って案件を探します。
クラウドソーシングにはたくさんの仕事が登録されています。そのなかでも、SEO記事やブログ記事なら数が豊富です。
まだライティングに自信がない方は「未経験者・初心者歓迎」と記されている案件を探してもいいでしょう。

ステップ1で棚卸ししたご自分の経験にマッチする案件や、調べれば書けそうな案件を見つけたら、積極的に応募しましょう。

5:提案文を送る

続いて、応募するための「提案文」を作って送ります。
提案文には、略歴とアピールポイントを記載します。略歴に関しては、差支えない範囲で職歴や今の仕事内容などを書きましょう。なるべく細かく書いたほうが信頼度アップにつながります。

アピールポイントは、自分の得意なことや貢献できることを書きましょう。例えば「本業で不動産業界に10年勤めているので、現場の感覚に即した文章が書けます」のような内容です。もし得意なジャンルがない場合は、意気込みや執筆時に気を付けることなどを記載します。

「未経験ですが学ばせてください」「初心者ですが頑張ります」といった内容は、自信のなさを感じさせてしまうのでおすすめしません。あくまでもプロのライターという意識を持って提案文を作ることが大切です。


副業ライターの収入とスキルをアップしよう

副業ライターの活動は、パソコンと通信環境さえあれば、誰でも始められます。ただし、ライバルも多いため、コツコツと実績を積み重ねて、スキルを身につけましょう。
ライターで得た収入は家計に余裕を生み、得たスキルは本業に活かせます。副業ライターとしての活動は、自信にもつながることでしょう。
未経験者からでも十分に活動できますので、チャレンジしてみてくださいね。




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文=冨田裕子(Webライター)

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