「3段階で着回せるか」で判断! 必要な服だけ残すクローゼット整理

#くらし   
3段階で着回せるかどうか、を考えてみよう


自分に本当に似合う服とは? 天候やTPOに合わせて、さっと迷わず選べる服とは? 選ぶときも、着ているときも気持ちよくいられたら、今より、もっともっと快適な毎日を送れるはず。お気に入りの服だけが揃うクローゼットを目指すなら、まずは手持ちの服の整理から! “残すべき服”のポイントを、大人気ファッションエディター・三尋木奈保さんに教わりました。

3段階で着回せるか考える


漠然と着回しをするより、明快にルール化したステップで着回しを考えたほうが効率的。三尋木さん流の3段階活用ステップをご紹介!

【三尋木さんはこうして選んでいます!】

POINT 1 :休日、平日どちらでも使えるか検討する

POINT 2 :インパクトが強すぎるものは避ける

【三尋木さんの着回しトップス 例えばネイビーのコットンブラウス】

【写真を見る】三尋木さんの着回しトップス:ネイビーのコットンブラウス


★STEP1 きれいめベーシックに

まずはスタイルよく見えるきれいめベーシックな組み合わせから


シックなネイビーのふんわり袖トップス。まずは“スタイルよく見えるきれいめのベーシック”な組み合わせができるか考えます。手持ちのひざ下丈フレアスカートと合わせて、王道のフェミニンスタイルに。

★STEP2 配色を変えてみる

続いて、配色を変えてもOK?


次はボトムスの色を変えると印象ががらりと変わります。STEP1がメリハリのある配色だったので、今回は対照的な同系色のコーディネイト。ツヤのあるチャコールグレーのタイトスカートを合わせ、ぐっとシックなイメージに!

★STEP3 異なるテイストにチェンジ

カジュアルテイストでもイケる?


STEP1、STEP2とは異なるテイストも試します。カーキのパンツで、カジュアルに方向転換。「私はきれいめ→配色変え→テイスト違いで着回しましたが、カジュアル→配色変え→きれいめなど、自分なりの3段階でOK!」。

【物欲に身を任すのではなく、足りないものを揃える気持ちで】

“欲しいもの”より“足りないもの”を補足するのが、たんすの肥やしを増やさないコツ。「合わせやすいアイテムが揃えば手持ちのアイテムの活躍の場が増えます。逆にどんな着回しにも出番がなければ、手放す対象に」。

【三尋木さんの着回しボトムス 例えばベーシックなチノパンツ】

三尋木さんの着回しボトムス:チノパンツ


★STEP1 きれいめベーシックに

まずは「きれいめベーシック」に


「着回し力が抜群のベージュのチノパンツは、数年ごとにシルエットを見直しています」と三尋木さん。STEP1は濃いめのキャメルのトップスとの組み合わせ。「メリハリの効いたグラデーションで、チノパンもきれいめスタイルに!」。

★STEP2 配色を変えてみる

配色を変えて、フェミニンな印象にシフトチェンジ


キリッとしたSTEP1とは対照的に、薄いグレーのブラウスを合わせて。「全体的に淡くやさしい、フェミニンな印象にシフトチェンジできます。上下を淡い色で揃える場合、ベルトや靴など、小物を黒で揃えると、全体が引き締まります」。

★STEP3 異なるテイストにチェンジ

大人の上品なカジュアルテイストにチェンジ


ロングシャツを合わせ、大人の上品なカジュアルスタイルにシフト。「ロングシャツは今どきっぽさを出しつつ、スタイルもカバーするすぐれもの。ベーシック服はカゴバッグなどの小物で印象を変えやすいのも魅力です」。

【私たち、ここがラクになりました!】

編集M:単なる3パターンじゃないと意識したら、意外と3段階で着回せる服は限られてると実感。手放すかどうかの最終ジャッジに役立ちます。

ライターT :ルールを守って着回しを考えてみたら、意外と3つ目の異なるテイストが難しい。それをクリアできた服は大切にしようと決意!

服を手放すときだけではなく、新しく購入する際にも「今ある手持ちの服で3段階活用できるか?」と考える習慣を身につければ、衝動買いもなくなりますね。

※『マイベーシックノート』より抜粋。こちらに登場するアイテムは、すべて三尋木さんの私物です。

撮影=嶋野旭、安井宏充、勝岡ももこ(人物) 佐藤彩(静物)

撮影=中田陽子(MAETTICO) ヘア&メイク=chisa(ROI) イラスト=MASAMI 編集協力=田中理恵

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Information

教えてくれたのは:三尋木奈保さん
働く女性に支持される雑誌『Oggi』のファッションエディター。自分に似合う服を追求する“リアルで地に足のついた”おしゃれセンスが誌面で反響を呼び、『レタスクラブ』に初登場。

三尋木奈保さんの服選びにまつわるエッセンスが詰まった本はこちら!
40歳を過ぎた三尋木さんが、“年齢に合った、居心地のいいおしゃれ”を求め、きちんと見える大人のスタイルを提案する『マイベーシックノート 2』1,500円(小学館)。ファッション迷子を救うヒントが満載!

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