学校で心を許せる友達がいない小4娘。「1人でいる方がラク」と言うけど…【小川大介先生の子育てよろず相談室セレクション】

#育児・子育て   
休み時間は静かに一人で過ごしているよう

教育家の小川大介先生が、悩める親たちにアドバイス。「うちの子のこんなところが心配」「私の接し方、コレでいいの?」など、子育てに関するありとあらゆる悩みにお答えしてきた『小川大介先生の子育てよろず相談室』。その中から、特に反響の大きかったお悩みを漫画でご紹介します!

Hさんのお悩み

2年生の時に仲間外れにあい、友達を警戒するように

休み時間は静かに一人で過ごしているよう

学校生活ですごく困っているわけではなさそう

幼馴染や習い事が一緒な親しい友達はいるので

家では学校の愚痴ばかり

私も気の合う友達が欲しい

ひとりでいることを選べるのはすごいこと、そう励ますのですが

何か親としてできることはないかしら


小学4年生の娘は、小さい頃からとても繊細な子(良く言えば感受性が豊かで人の気持ちがよくわかる優しい子)で、友達や先生にかけられた些細な言葉や態度を気にしてしまうことが多く、学校の中で心を許せる友達や先生を見つけられていません。

入学当初は新しい友達を作ろうと張り切っていたのですが、2年生の時に仲間外れにあったこともあり、友達を警戒するようになってしまいました。仲間外れにされた経緯としては、友達のしたい遊びしかやらせてもらえないことが続いていたのが発端です。娘が「次はこれやろうよ」と自分がやりたい遊びを提案しても聞き入れてもらえないことが多く、「だったら○○ちゃんとは遊ばない!」と突然キレられることもあったようです。そんなことが続いているうち、娘にだけわからないように内緒話をされるなどの仲間外れにあうようになりました。本人も「気が合わないなら一緒にいるのもしんどいから、私は休み時間は本を読むことにする」と言って、それ以降は本を読んだり、絵を描いたりして過ごしているようです。

全然友達がいないかというとそうではなく、話しかけてくれる子もいるし、グループワークなども普通にやっていて、学校生活ですごく困っているわけではなさそうです。でも、「誘ってくれたから一緒にいたけど、自分にはわからないテレビやゲームの話をしているから一緒にいてもつまらない」「〇〇ちゃんの悪口を言ってたけど、私はそうは思わないから反論したら、その場がしらけた」「トイレも行きたい時に1人で行きたいから、みんなで行くのは変だと思う」など、家では学校の愚痴ばかりです。1人の方が気楽だからと1人でいることを本人が選んでいるのですが、やはり仲良さそうな友達を見ていると羨ましい気持ちもあるようで、「自分も気の合う友達が欲しいし、ずっと1人だとやはり寂しい」と言っています。「無理に気の合わない友達と一緒にいるより、1人でいることを選ぶのも勇気のいることだよ。ひとりでいられるのはすごいよ」と励ますのですが、「行きたくないなぁ」と、とぼとぼ登校する姿を見ると切なくなります。

娘にどんな子とだったら気が合うのか聞いたところ、「どちらか一方の言いなりになるのではなく、お互いに話し合えるような子。1人でいたい時は1人でいられて、一緒に遊びたい時は一緒に遊べる、ちょうどいい距離で付き合えるような子」とのことでした。また、娘はピアノと読書が大好きなのですが、学校には同じタイプの子はいないようです。幼馴染や習い事など学校が違う友達はいるので、たまたま今の学校に気の合う子がいないだけなのですが、娘にとっては辛い学校生活になってしまっています。娘がなんとか乗り越えていくしかないのでしょうが、何か親としてできることはないでしょうか?(Hさん・40歳)

次ページ:このお悩みへの小川先生の回答は…?(2/2)

この記事に共感したら

Information

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

LINEお友だち追加バナー

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント企画

プレゼント応募

\\ メルマガ登録で毎週プレゼント情報が届く //