がんばってもうまくいかず自信喪失の娘。親としてどう声をかけたらいい?【小川大介先生の子育てよろず相談室セレクション】
教育家の小川大介先生が、悩める親たちにアドバイス。「うちの子のこんなところが心配」「私の接し方、コレでいいの?」など、子育てに関するありとあらゆる悩みにお答えしてきた『小川大介先生の子育てよろず相談室』。その中から、特に反響の大きかったお悩みを漫画でご紹介します!
Kさんのお悩み
小4の娘がいます。小2の夏に偶然受けたオーディションに通り、とある劇団の劇に出演しました。全くの未経験で、今思うとなぜ素人の娘が受かったのか全くわからないのですが、そこで演劇が大好きになり、本格的に芝居や歌、ダンスを習い始めました。その後もいくつかの舞台に出演させてもらったのですが、最近は立て続けにオーディションに落選。かなり気持ちが落ち込んでしまい、「もうやめる」「私はデブだから」など、自分の容姿を含めネガティブで自暴自棄な言動を繰り返すようになりました。でもやはり演劇が好きな気持ちは変わらないようで、翌日には「やっぱりがんばる」と言ってレッスンを受けている状況です。
そもそも数百・数千人が集まるようなオーディションで、合格者は数人という狭き門なので、そんなに思い詰めずに気楽に挑戦すればよいと思うのですが、元来の真面目な性格が災いしてか、崖っぷちのシビアな闘いのように自分を追い込んでしまっているようです。立て続けにオーディションに落ちてすっかり自信喪失している娘に対し、親としてどう接してよいかがわからず、腫れ物に触るような感じになっています。
「がんばってきたことは無駄にはならないんだよ」と諭しても、本人にはなかなか入っていきません。他にも空手や絵を習っているのですが、空手なら昇級審査に受かったり、絵なら学校で褒められて教室に飾られたりなど、やはりがんばったことに対して一定の成果を得られることに喜びを感じる傾向が強いようです。子どもが一生懸命力を尽くし目指してきたものが、残念な結果に終わった時の親の接し方というか、フォローの仕方についてアドバイスいただきたいです。(Kさん・38歳)
この記事に共感したら
Information
大手進学塾や個別指導塾での経験から、子ども一人ひとりの持ち味を見抜き、強みを生かして短期間で能力を伸ばす独自ノウハウを確立。教育家・小川大介氏が、自分軸を伸ばす子育てのコツを公開した話題の一冊。
■小川先生のTwitter:@Kosodate_Ogawa
■YouTubeチャンネル 小川大介の「見守る子育て研究所」
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。