8月のくもり空が影響大!? 価格動向から見た10月上旬の“おすすめ野菜”はこの3つ
独立行政法人農畜産産業振興機構が定期的に発表する、野菜の生育状況や価格の見通しの最新情報をまとめた「野菜の需給・価格動向レポート」。平成29年9月19日版をもとに、生育が好調かつ価格(卸値)が落ち着いて推移し、手に入れやすく食べごろな野菜からいくつか「おすすめ野菜」としてご紹介!
この時期の「おすすめ野菜」は、次のとおりです。
9月下旬のおすすめはたまねぎ、にんじん、ねぎ
◆たまねぎ
北海道産たまねぎは、やや湿度の被害を受けてしまいましたが、大部分は順調に育っています。北海道からの出荷量は平年並みですが、海外からの輸入たまねぎがたくさん残っています。そのため、平年よりやや安めの価格に落ち着くでしょう。スープ類にたまねぎを足してみたり、玉ねぎサラダを一皿足してみるのもオススメです。
◆にんじん
北海道産にんじんは、一部の農場で天候の崩れなどによる悪影響がみられましたが、多くの産地では順調に生育が進んでいます。現在やや多めに出荷されていますが、これからもこのまま多めの出荷が続きそうです。価格も平年より少し安めになるでしょう。そろそろにんじんを使ったスープや汁物がおいしいくなる季節だけに、にんじんがお安いのはうれしいですね。
◆ねぎ
青森県産のねぎは、8月の雨で収穫が遅れてしまいましたが、生育そのものは順調です。また、秋田産ねぎは雨の影響も少なく、スムーズに出荷されています。青森県、秋田、北海道のねぎが順調に出荷されていることから、平年並みの価格をキープするでしょう。そろそろ風が冷たくなる季節ですから、風邪の予防にねぎを食べるものいいですね。
にんじんを使ったおすすめ料理「肉巻き入りポトフ」
<材料(2人分)>
肉巻きストック(冷凍したもの)…半量(材料は16本分)
豚ロース薄切り肉…16枚(約270g)
グリーンアスパラガス…8本
さやいんげん…16本
にんじん…1/2本
キャベツ…2~3枚
ミニトマト…8個
顆粒スープの素…小さじ1
塩、こしょう
<下ごしらえ>
1.アスパラガスは下のかたい部分を1~2cm切り落とし、皮むき器で下3cm分の皮をむき、長さを半分に切る。いんげんは長さを半分に切り、にんじんは6~7cm長さの棒状に切る。
2.豚肉を1枚ずつ広げ、全体の両面に塩小さじ1をふる。1を等分ずつのせて巻き、握って形を整える。半量ずつ冷凍用保存袋に入れて空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。
<作り方>
1.キャベツは3~4cm四方に切る。
2.鍋にスープの素、水2と1/2カップを入れて火にかけ、沸騰したら肉巻きストックを凍ったまま加える。再び沸騰したらアクを取り、1を加えてふたをし、弱火で5~6分煮る。
3.ミニトマトを加えて1~3分煮て、塩、こしょう各少々で調味する。
たまねぎを使ったおすすめ料理「玉ねぎのおかかあえ」
シャキシャキとした玉ねぎのみずみずしい歯ごたえを楽しめる一皿です。
ねぎを使ったおすすめ料理「パスタ風ねぎのマリネ」
マリネ液にひたされたねぎが甘くておいしい!