家計に直結! 金銭面から考える「子どもの進路」今昔
今どきの子どもの教育費は、かけようと思えば際限なくかかります。子どもには好きな道をいかせてあげたい、というのが親心ですが、それにはお金がかかるのも事実。自分たちが親にしてもらった「昭和のお金の常識」は、平成の現代では「非常識」に。だからこそ、ムリのない進路選択を親子で考える必要が!
【高校は公立or私立?】
昭和→とにかく公立高校に行ってほしい
平成→高校の授業料の助成が充実してきて、私立も選びやすくなる
公立高校の授業料が無償化されたのは、民主党政権時代の2010年4月でした。現在、私立高校の授業料は、公立高校と同額の年間11万8800円が国の就学支援金の基本額として補助されています(年収約910万円未満の世帯の場合)。さらに、収入に応じて加算分がつきます。最近では国の支援金にプラスして東京都が補助金を出すなど、公立と私立の教育費の差が縮まる傾向に。「何が何でも公立!」ではなくなると、子どもの選択肢が増えることになります。
【大学は?】
昭和→お金がないから大学には行かせられない
平成→奨学金を借りて大学に行く人が半数以上!借り過ぎには注意
昭和の時代は短大・大学へ進学する人(現役)が3人に1人だったのに、今は2人に1人が進学しています。みんなが行くから大学に進み、みんなが借りているから奨学金を借りるという人もいるようです。日本ではほとんどの奨学金は返済しないといけない貸与型ですが、なかには返済義務があることに気づかなかったという人もいます。社会人になって返済していくことを考えると、必要以上に借りないように気をつけましょう。親が借りる教育ローンも借り過ぎると、老後の負担になります。
【自分たちの老後資金は?】
昭和→教育費のピークが終わったら、老後資金を貯めればいい
平成→40代で出産すると、教育費と老後資金の貯めどきが重なる!
昭和は20代~30代前半で子どもを産んでいたので、50代に入る頃には子どもが独立し、それから老後資金を貯められました。しかし、今は40代での出産も増えていて、晩婚・晩産化が進んでいます。子どもが独立するのが60歳を過ぎることもあり、教育費がかかる時期と老後資金を貯める時期が重なるため、老後資金が貯められないまま老後を迎えることになります。できるだけ前倒しで教育費を貯めてめどをつけ、老後資金も並行して貯めていきましょう。
ようやく子育てが終わった~!と安心してビックリ、老後の資金がほとんど残ってないという笑うに笑えない話が、今や「平成の常識」。子どもの幸せは、親の幸せ。自分たちの老後を子どもに背負わせないためにも、今から進路について親子でよく考えましょう。
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