私の好きなもの、好きな人/ランジェリー・ブルース 第5話(1)

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『ランジェリー・ブルース』第5話(1)


34歳、派遣社員の深津ケイ。派遣の契約満了間近の日々と、7年付き合っているけど『結婚』を言い出さない彼氏…これから先もずっとこの生活が続くのかと悩んでいた彼女は、ある下着店での一枚の下着との出会いから、新たな人生のステップに進みます。
『いってらっしゃいのその後で』『君の心に火がついて』の著者・ツルリンゴスターさんの新作『ランジェリー・ブルース』が登場!人生を変える「出会い」を通して、主人公の成長を描きます。

インポートランジェリーを日本に呼び込んだパイオニア・大谷蘭子、日本で最も多くのフィッティングを経験したといわれる柳真智。「下着販売業界のレジェンド」とも称される2人が独自運営を任されている下着店で働き出したケイ。資格や経験年数、そして厳格な審査が求められる「フィッター」という仕事を自分のものにするため、彼女の奮闘が始まりました。

百貨店でのポップアップストアを無事やり遂げ、達成感に浸るケイ。以前から気になっていた新しい下着を購入し、幸せを噛み締めながら試着をしていると、酔って終電を逃した彼氏が部屋にやってきました。彼女の下着姿を見るやいなや「そんな下着、ケイには似合わない。俺は好きじゃない」と冷たく言い放ち、彼女の表情は一瞬にして曇るのでした…。

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