「父の日」に何を送ったらいいか迷っている方必見！1万人に聞いたお父さんがもらって嬉しい贈り物を公開！
6月の第3日曜日といえば父の日ですね。今年は6月18日です。「毎年母の日はお母さんにちゃんと送っているけど、お父さんって何を送ったら良いのか悩んでそのまま・・・」「お父さんって何が欲しいの？」と母の日よりお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで、ニッセイが毎年行う父の日アンケートの結果から見えてきた、父の日にお父さんがもらって嬉しい贈り物や今年の傾向をご紹介します！
贈り物の内容や金額より、気持ちをきちんと伝えることのほうが大切
ニッセイ（日本生命保険相互会社）は2023年5月、父の日に関するインターネットアンケートを実施して、1万1026名から回答を得ました。なお、回答した人の割合は男性の割合が少し多く（男性:5,537 名、女性:5,337 名、その他・未回答:152 名）、年代別では50代が最多です。
まず「父の日にプレゼントを贈りますか？」という質問（4,842名回答）では、以下のような結果となりました。
贈る…64.3％
贈らない…35.7％
「父の日」にお父さんや配偶者にプレゼントを「贈る」と回答した人は、今年の「母の日」にプレゼントを「贈る」と回答した人に比べて2.1ポイント低いものの、「母の日」と同じくらい「父の日」にプレゼントを贈る人がいます。
ちなみにプレゼントを「贈る」と回答した方が最も多かった都道府県第1位は福島県（85.7%）で、2位の福井県、3位の大分県と共に8割を超える人が「父の日」にプレゼントを贈るという結果になりました。
全体で見ると「母の日」よりも若干少ないと感じてしまいますが、それでも多くの人が「父の日」にプレゼントを贈っているのですね。
では、気になるプレゼントの内容について見てみましょう。「（贈る側が）贈る予定のプレゼント」（3,312名回答）と、「（贈られる側が）欲しいプレゼント」（1,490名回答）について尋ねました。
贈る予定のプレゼントの第1位は、”食事・グルメ”。そして、【贈られる側】のお父さんたちが欲しいものも、第1位は”食事・グルメ”。さらにどちらも第2位が酒類という点から、「お父さんの好きなものを贈る」だけでなく「家族みんなで会食する」という形もありそうです。
ここで「（贈られる側が）何が欲しいか」の第3位に注目です。”手紙・メール・絵”が7.5%もあります！
お父さんにとって大切な我が子ががんばって書いた手紙や似顔絵をもらうのがいちばん嬉しいのかもしれませんね。日頃なかなか伝えられない気持ちや感謝の思いを手紙に書いて渡すと、お父さんは恥ずかしがりながらも喜んでくれるのではないでしょうか。
我が子を思うお父さんの気持ちは、プレゼントの予算に関するアンケート結果にも表れています。
【贈る側】の人々が考えている予算金額は、1位が3,000～5,000円未満、2位が5,000～10,000円未満、3位が3,000円未満。平均予算は約6,600円という結果でした（3,269名回答）。
対して、【贈られる側】のお父さんたちが望む金額は、1位が金額にこだわらない、2位が3,000未満、3位は3,000円以上〜5,000円未満という内容に（1,489名回答）。平均すると約3,900円で、なんと2,700円もの差が！
お父さんたちの”金額にこだわらない”という回答から、我が子の金銭的負担を案じる気持ちが伝わってきて、まさに先に紹介したお父さんがもらって嬉しいものランキング第3位の「手紙・メール・絵」に通じています。
ニッセイ基礎研究所 生活研究部 主任研究員の井上智紀さんは、次のように話しています。
「プレゼント予定の内容は、贈る側、贈られる側ともに『食事・グルメ』が最も多く、『酒類』が続きますが、贈られる側では『手紙・メール・絵』が続き、予算についても『金額にはこだわらない』が最も多く、希望額も贈る側に比べ少額であることから、気持ちを重視する傾向にあると言えそうです。
プレゼントの予算は贈る方、贈られる方ともに前年に比べ 200~300 円ほど増加する結果となっていますが、4月の消費者物価指数が前年同月比 4.1%の上昇と双方のプレゼント予算の増加幅と近似していることから、最近の物価上昇も一因となっている可能性があるのではないでしょうか」
日頃のお父さんとのコミュニケーション頻度が重要？
ここで「父の日」に関連して興味深い結果が出ました。「お父さんとどれくらいの頻度でコミュニケーションを取っていますか？」という質問に対し、週に1回以上コミュニケーションをとると回答した人は40.0%となったのですが、なんとお父さんとのコミュニケーションの頻度が「週に1回以上の方」と「週1回未満」の方では、プレゼントを贈る割合に10.8ポイントも差があるのです！
主任研究員の井上さんも「父親とのコミュニケーション頻度が高い方ほどプレゼントを贈る割合が高くなっていることは、プレゼントを贈ろうという気持ちの背景として、同居・近居などで顔を合わせる機会が多い場合のほか、親密で良好な親子関係を構築できているかが影響しているものと考えられます」とのことです。
お母さんとはコミュニケーションを頻繁にとっているけど、お父さんとはそこまで・・・という人ほど「父の日」はプレゼントを贈らないという結果となってしまっているようですので、日頃なかなかお父さんと会話をしないという方は、ぜひ「父の日」をきっかけにコミュニケーションの頻度を増やしていくのも良いのではないでしょうか。
「父親になって欲しい有名人第1位」は３年連続であの人
最後に、おなじみの「父親になって欲しい著名人は誰ですか？」という質問への回答も見てみましょう。
全年代を見ると、以下のようになっています。
1位 所ジョージ
2位 三浦友和
3位 池上彰
所ジョージさんを選んだ人は全体の12.0%で、3年連続で第1位となり30代〜50代と幅広い年齢層から支持を集めました！
その理由については「家庭を明るくしてくれそう」と回答した人がもっとも多く、ついで「家族を大切にしてくれそう」なので、所さんは家族想いで頼れる父親像をもったタレントさんなのかもしれません。
ちなみに、2位の三浦友和さんは50～60代の人気が高く、3位の池上彰さんには特に60〜70代の支持が集まっているようです。
今年の「父の日」ももうすぐ。
既に贈り物を準備している人も、まだ悩んでいる人も、今回の結果をぜひ参考にしてお父さんへの思いを伝えてみてはいかがでしょうか。どんなお父さんも、大切な我が子が自分のことを思って贈るプレゼントや言葉はとても嬉しいもの。ぜひお父さんの思い出に残る素敵な父の日を過ごしてくださいね。
文＝小笠原奈美
【レタスクラブ編集部】
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