夏の冷えはあったか料理でリセット! 疲れた体にしみる笠原将弘さんの絶品煮もの

#食   
「白菜の信太巻き」

毎日蒸し暑い日々が続いていますね。つい冷たいものばかりを食べたくなりますが、体がバテる原因にも…。そんな時はあったかい料理で体を温めてあげましょう。

「野菜たっぷりレシピ」、今回は人気料理店「賛否両論」店主の笠原将弘さんに、体にほっとしみる煮ものを教えてもらいました。使うのは煮ものと相性のいい白菜春菊です。どちらも冬野菜ですが産地を変えながら通年出荷されており、夏の時期にもおいしいものが手に入ります。

【料理を始める前に】
●レシピの表記について:野菜は特に表記がないかぎり、皮をむき、へた、種、わたなどを除いています。
●レシピ中の分量について:小さじ1は5ml、大さじ1は15ml、1カップは200mlです。
●フライパンについて:使用しているフライパンは、特に表記のない場合、直径26cmのものです。
●加熱機器について:ガスコンロを基準にしています。IH調理器などの場合は調理機器の表示を参考にしてください。

▶︎教えてくれたのは
笠原将弘さん

笠原将弘さん

東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」店主。日本料理を日本に、世界に知ってもらい、味わってもらうべく、雑誌、書籍、テレビなどで活躍中。プロならではのコツを押さえたレシピで、本誌連載も大人気。近著『賛否両論 笠原将弘 保存食大事典』(KADOKAWA) が好評発売中。

白菜の信太巻き

「白菜の信太巻き」

【材料・3~4人分】
油揚げ…2枚
白菜…1/4株
煮汁
 ・だし汁…1と1/2カップ
 ・しょうゆ、みりん…各大さじ2
 ・砂糖…大さじ1
塩、練りがらし

【作り方】
1.油揚げの表面に菜箸を前後に転がす。包丁で3辺を切り開いて、広げる。

油揚げの表面に軽く菜箸を転がしてから、包丁を入れて

長辺1本、短辺2本の3方向を包丁で切り開く

2.白菜は芯をつけたまま縦半分に切る。大きめの鍋に湯を沸かし、白菜を1〜2分ゆでてざるに上げる。塩少々をふってさまし、水けを絞る。芯の固い部分は切り落とす。

白菜はバラバラにならないように芯をつけたままゆでる

3.1の手前に2を半量ずつはみ出さないように折り畳んで横長にのせ、芯にして巻く。巻き終わりを3カ所ほどようじで留める。

開いた油揚げを、ゆでた白菜を芯にして巻く

4.鍋に煮汁の材料を合わせ入れ、3を加えて中火にかける。煮立ったら落としぶたをし、弱火で約10分、途中上下を返して煮る。火を止め、そのまま鍋の中でさます。

煮汁をよく吸うので、やや多めの煮汁で煮る

5.ようじをはずし、一口大に切る。器に盛り、練りがらし少々を添える。
(1人分86kcal、塩分1.3g レシピ考案/笠原将弘 栄養計算/スタジオ食)

開いた油揚げでいろんな食材を巻くのが信田巻き。油揚げのコクと煮汁がしみわたった、甘みとジューシー感たっぷりの白菜を楽しんで」。白菜は芯をつけたまま調理したほうが、バラバラにならず扱いやすいですよ。できあがったら一口大に切って、切り口をみせるように器に並べて。練りがらしをつけて食べれば、煮汁がじゅわっとあふれます。


次ページ:春菊肉豆腐(2/2)

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Information

*過去に雑誌 『レタスクラブ』 に掲載されたものに加筆、再構成しています。カロリー、塩分は掲載当時のものです。

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<レタスクラブ23年6月号より>



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