月の裏側は見えないの?地球から見える表側との違いとは/人類なら知っておきたい 地球の雑学(7)

地球上で起きていること、どれだけわかる?
私たちが日常的に当たり前だと感じていることでも、あまり意識していないことや、知っているようで知らないことってありますよね。そんな地球に生きる私たちが知っておきたい「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史から、大自然や気候、動植物、資源など、地球にまつわるさまざまな疑問をスッキリ解説!
あらためて考えると、私たちはこの地球について、実はほとんど知らないのかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
気になる!月の裏側は地球から見えないの?
夜空に浮かぶ月の模様は、世界各地でさまざまなものにたとえられている。日本では「ウサギの餅つき」の姿といわれているが、インドでは「ワニ」、中東では「ライオン」、ヨーロッパでは「カニ」、アメリカでは「女性の横顔」など、国や地域によってたとえられ方は違う。
このように、地球から見る月の模様は、じつに多彩な見え方をするが、いつも同じ面しか見ることができない。そのため、月が自転していないかのように思えてしまうが、それは大きな間違いである。それどころか、もし月が自転していないとすると、逆に地球からは月の「表側」だけでなく、その「裏側」もきちんと見られるはずなのだ。
地球から月の裏側が見られないのは、月が自転と同時に公転しているからである。地球の衛星である月は、地球のまわりを1公転するあいだに1自転している。そして、自転も公転と同じ27・32日周期であることから、月は1回転するあいだに、地球に対して常に同じ面を向けて自転していることになるというわけだ。
月はその誕生以来、地球に対して同じ面を向けていたことが、月の裏側に無数に刻まれたクレーターからも証明されている。なぜ、クレーターの多さがその証拠になるのかというと、クレーターの数は、そこに衝突した隕石(いんせき)の数と比例しているからである。
つまり、地球から見える表側には、地球に守られているために隕石があまり衝突していないのに対し、守られていない裏側には、ボコボコとした無数のクレーターが残されているのだ。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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