イチゴ表面のつぶつぶの正体は?実は種ではなかった!

地球上で起きていること、どれだけわかる?
私たちが日常的に当たり前だと感じていることでも、あまり意識していないことや、知っているようで知らないことってありますよね。そんな地球に生きる私たちが知っておきたい「理系雑学」をご紹介します。太陽系を含む地球の歴史から、大自然や気候、動植物、資源など、地球にまつわるさまざまな疑問をスッキリ解説!
あらためて考えると、私たちはこの地球について、実はほとんど知らないのかもしれません。
※本記事は雑学総研著の書籍『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から一部抜粋・編集しました。
イチゴ表面のつぶつぶの正体は「種」?それとも?
イチゴの赤い部分は「果実」で、つぶつぶは「種」と思われがちだが、これは誤り。そもそも「果実」とは、花のメシベに花粉がつくことで、メシベの下のほうにある子房が発達し、中にある胚珠と呼ばれる部分が種に変化したものだ。たとえば、ミカンやモモ、カキなどがこれにあたる。
一方、イチゴの赤い部分の正式名称は花托という。花托は「花床」とも呼ばれ、本来はオシベやメシベが生えるための土台の役目を果たしている。イチゴの花にはメシベが100本以上あるが、受粉すると花托の部分が大きくふくらむ特徴がある。
つまり、我々が食べているイチゴの正体はふくらんだ花托で、種と勘違いしていたつぶつぶのほうこそが、イチゴの果実というわけだ。その証拠に、つぶつぶをよく見ると、糸の先のようなものが短く突き出ている。これこそがメシベの名残なのである。
また、イチゴのように、子房以外の部分がふくらんで果実のように見えるものは、偽果と呼ばれる。リンゴやナシも同じく偽果で、ふだんは食べない芯を中心としたわずかな部分こそが、果実となっている。
ちなみにパイナップルは、小さな実が集まってできる複合果に分類される。ウロコのような表皮は、もともとは花で、この部分がパイナップルの果実なのだ。一つのパイナップルはおよそ150個の果実から構成されており、中央にある芯の部分が花托にあたる。
著=雑学総研/『人類なら知っておきたい 地球の雑学』
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