猛暑を乗り切る!熱中症対策グッズと上手な使い方

気温がぐっと上がる夏は、知らないうちに体の水分や塩分が奪われ、熱中症のリスクが高まります。とくに外出やスポーツ、子どもの送迎など、ちょっとした時間でも体に負担がかかることも。そこで今回は、暑い日を少しでも快適に過ごすための「熱中症対策グッズ」をご紹介します。

教えてくれたのは▷石原新菜先生
医師、イシハラクリニック副院長。漢方医学、自然療法、食事療法を取り入れた診療を行なうかたわら、メディアへの出演や、執筆、講演活動など、病気の予防や健康に関する情報を積極的に発信。『体温を上げる せいろ蒸しで、ずっと健康!』(宝島社)など著書多数。
「暑さを軽減するために、対策グッズはフル活用しましょう!」と石原先生。さまざまなグッズがある中で、おすすめの選び方から使い方まで、より実用的なテクニックを伝授!
外出時の日傘や帽子はマスト!

日傘は日焼け予防だけでなく、体温を下げる対策としても重要。「UVカット効果だけでなく、遮光率、遮熱率の高いものを選びましょう。帽子も同様で、できれば首の後ろまで隠せるタイプがおすすめ。冬とは逆に首の熱を逃がすために、髪を結ぶだけでも涼しくなります」
目から入る紫外線にも注意。サングラスでガードを

「目に強い紫外線や日ざしを受けると、脳が『暑い』と過剰に認識。自律神経が乱れて体温調節機能も低下し、熱中症リスクがアップ。日傘や帽子を活用しつつ、サングラスで目をピンポイントでガードしましょう」。色は薄くても紫外線カット率が高いレンズを選ぶのが効果的。
速乾性の高い服を着て、体の熱を逃がしやすく

ドライ機能が備わった素材や機能性ポリエステルなど、速乾性が高く、通気性のよいものを選んで。「汗をかいても早く蒸発するため、気化熱で体温を下げることができます。また体を締めつける衣服は血流を妨げ、熱も逃がしにくくするので、ゆったりとしたデザインを選ぶのも◎」
ネックリングや小型扇風機で、首元を冷やす

「首には太い血管が通っているので、冷たいネックリングや、小型の扇風機などで直接冷やすと、涼しさを感じやすくなります。保冷剤を使う場合はタオルなどで包み、直接肌に触れるのを避けて冷やし過ぎないように」。冷えが気になる人は靴下やカーディガンなどで調整を。
水のスプレーを吹きかけて、体を冷やす

気化熱を利用した暑さ対策が水のスプレー。「100円ショップなどで購入できるスプレーボトルに、水を入れて持ち運ぶだけ。顔や体などにスプレーし、小型扇風機の風を当てると涼しくなります。準備や持ち運びも手軽なので、外出時のお供にぴったりのグッズです」
保冷パックを握って、手のひらを冷やすのも効果的

「首元は太い血管が通っていますが、手のひらや足の裏は、体の中でも毛細血管が多い部位。保冷剤や飲み物など、冷たいものを手で握ることで、体を冷やすことができます。体に熱が籠もっていると感じたときは、首元と手のひらのほか、わきの下やそけい部を冷やすのも手」
* * *
頼れるグッズを上手に使って、しっかり熱中症対策をしていきましょう!
イラスト/髙栁浩太郎
文=徳永陽子
Information
<レタスクラブ2026年7月号より>

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