第3弾は「殺陣師」の香純恭さんが登場!柳楽優弥さん出演のJT最新CM「キャプテン・モットの冒険」の舞台裏

――柳楽優弥さんが出演する「キャプテン・モットの冒険」シリーズ、とてもワクワクする映像ですが、まずはこの世界観が生まれたきっかけから教えていただけますか?
香坂さん:前作では、山田孝之さんに出演していただいた「鬼のゆく道」というシリーズを展開していました。山田さん演じる鬼がさまざまな人々との出会いを通して、「心の豊かさとは何か」という普遍的な問いを探していく姿を描いた作品です。今年4月から始まった「キャプテン・モットの冒険」は、その前作で投げかけた問いをさらに広い世界へとひらいていくことをコンセプトにしています。柳楽優弥さん演じる探検家が未知の世界へ航海に出て、異なる価値観や生き方を持つ人々に出会っていく……という物語に仕上げました。

――前作の問いを、よりダイナミックな世界観で表現されたのですね。なぜ“探検家が冒険をする”という設定にされたのでしょうか?
香坂さん:今の時代、人々の価値観は本当に多様化していますよね。「心の豊かさ」にも決してひとつの正解があるわけではなく、人の数だけそれぞれの形や答えがあると感じています。だからこそ、自分とは違う生き方や新しい価値観に出会ったとき、「こんな豊かさのカタチもあるんだ!」と、自分の世界が少し広がるような前向きな体験を描きたいと考えました。そんな新しい出会いや発見のワクワク感を表現した結果、行き着いたのが「冒険」というテーマだったんです。

――第2弾の「アントマン篇」も話題になりましたが、第3弾は「サムライ篇」。まったく異なるテーマを選ばれた理由について教えてください。
香坂さん:アリ探求家の島田拓さんは、日頃から何時間もアリを観察されている方です。効率や結果だけを求めるのではなく、アリを探求する“過程そのもの”をじっくりと楽しんでいらっしゃいます。一方で、第3弾の香純さんは、ご自身が信じた道をパワフルに切り開いていくエネルギーを持った方。海外へ飛び出して挑戦を続けている香純さんのお姿から強く感じるのは、「誰かが決めた正解に合わせるのではなく、ご自身が信じる道に向き合って挑戦していく姿」でした。
島田さんが「静」でプロセスの探求を大切にするタイプだとしたら、香純さんは「動」でしっかりと結果に向かって突き進むタイプ。お二人とも「自分が大切にしたいことに向き合い、追求している」という根本は同じですが、そこに至るアプローチはまったく対照的です。そんな「心の豊かさ」を持つお二人の生き方を通して、視聴者の皆様にも「自分の大切にしたい価値観って何だろう?」と思いを巡らせていただけたらと考え、オファーさせていただきました。

――JTが企業広告を通じて「心の豊かさを、もっと。」というメッセージを発信し続ける一番の目的や想いはどこにあるのでしょうか?
香坂さん:実は、専売公社時代から民営化を経て今に至るまで、「心の豊かさを大切にする」という価値観は、私たちがずっと変わらず大切にしてきたコンセプトなんです。今回の広告を通じて一番お伝えしたいのは、「心の豊かさ」に一つの正解はないということ。人によって大切にしたい時間も、夢中になれるものも、心が満たされる瞬間も違いますよね。
だからこそ私たちは、皆さん一人ひとりが大切にしている「心の豊かさ」に光をあてて、その実現を応援する企業でありたいと考えています。そのきっかけを作り、応援する姿勢をしっかりとお見せしていくこと。そして、一人ひとりの心の豊かさが積み重なることで、社会全体の豊かさにもつながっていけば……そんな思いを込めて発信を続けています。
「キャプテン・モットの冒険」の壮大な映像美を支えた撮影の舞台裏

――探検家役の柳楽優弥さんは、生き生きとした表情がとても素敵ですが、実際の撮影現場でのご様子はいかがでしたか?
香坂さん:実は撮影当日はものすごく寒い日だったのですが、柳楽さんは待ち時間から終始とっても楽しそうに過ごしてくださっていました。周囲のスタッフや現場全体をよく見渡して、細やかに気を配ってくださっているのが伝わってきて、私たちスタッフも、柳楽さんの笑顔と佇まいにすごく元気をもらいました。柳楽さんは本CMのインタビューで「“でかい俳優”になりたい」とお話しされていたのですが、周囲への気遣いや圧倒的な包容力を間近で拝見して、「まさに“でかい俳優さん”だな」と個人的に感じました。

――CMでは、香純さんの演武を見つめる柳楽さんの演技がとても印象的でした。
香坂さん:柳楽さんが目を丸くして驚いているシーンですが、実はリハーサルの際に初めて香純さんの演武をご覧になったときにもまったく同じ表情をされていたんですよ(笑)。演技を超えた、まさに本物のリアクションであると感じました。柳楽さんご自身にとってもまさに「未知の出会い」であり、心からの驚きと感動があったんじゃないかなと思います。

――世界で活躍される殺陣師・香純恭さんですが、撮影の舞台裏で見せた素顔や、スタッフの皆さんの反応はいかがでしたか?
香坂さん:お会いする前に抱いていた「厳格なサムライ」というイメージとは裏腹に、本当に明るくて気さくな方なんです。初めてお会いした日から、香純さんを中心にスタッフみんなでワイワイとお話しさせていただいて。香純さんがいらっしゃる場所からは常に楽しそうな笑い声が聞こえてくるような、すごく優しくて魅力あふれるお人柄でした。

香坂さん:それが、演武が始まった瞬間に、現場の空気がガラリと変わりましたね。普段のフレンドリーな表情から一変して、息をのむような鋭さや力強さ、圧倒的なオーラが立ち上って、スタッフ全員が息をのんで、その一挙手一投足に集中して見入ってしまいました。刀を振るう所作ひとつひとつに、香純さんが重ねてきた経験や揺るぎない信念がにじみ出ていて、「優しさの中にある本物の強さ」を強く感じました。そのギャップがとても印象に残っています。

――大海原をゆく船、力強いゴツゴツとした岩場、そして息をのむほど美しい夕景。「キャプテン・モットの冒険」シリーズは、まるで映画の一シーンのようなロケーションの美しさも大きな見どころです。映像美を追求するうえで苦労された点はありますか?
香坂さん:探検家が未知の世界へ踏み出し、新しい価値観に出会っていくワクワク感を伝えるには、背景となる風景の美しさが欠かせません。そのため、監督と何度も話し合いを重ねながら、ロケ地や天候、光の当たり方には徹底的にこだわりました。
今回のサムライ編では「美しい夕陽の光」を香純さんの演武と重ね合わせることが大きなポイントでした。ですが、実は撮影当日はあいにくの雨模様。急遽撮影順を変更して、最初に香純さんの演武から撮影することにしたんです。すると、その空気感がかえって演武の鋭さを際立たせ、想像以上にダイナミックな映像が撮れました。
そしてその後、奇跡的に運よく日差しが差し込んできて、あの美しい夕陽のシーンが撮れたんです。自然の恵みと現場の機転、そして香純さんの魂のこもった演武が見事に重なり合ったからこそ、あのように心揺さぶられる美しい映像をお届けできたのだと思います。
特設サイトやSNSも要チェック!探検家の旅は、これからも続く!

――メイキングやインタビュー動画を掲載した特設サイトやSNSなど、Web施策もとても充実していますね。
香坂さん:「キャプテン・モットの冒険」は、「この広い広い世界で」というキャッチコピーをひとつの傘として、テレビCM・Web・SNS・新聞・雑誌・ラジオなどを包括的に組み合わせた「統合型キャンペーン」として展開しています。
テレビCMは、魅力的な物語や映像美を通して「こんな心の豊かさもあるんだ」という気づきを広く届ける役割を担っています。一方で、CMだけではどうしても伝えきれない背景やメッセージを補完するのが、特設サイトやSNS、各種メディアです。多角的なチャネルで接点を作ることで、より多くの方に共感し、深く理解していただける設計を目指しました。どこから触れていただいても、JTの一貫したメッセージがしっかり伝わるよう意識しています。
――今後「キャプテン・モットの冒険」シリーズを通じて、どのようなメッセージを届けていきたいですか?
香坂さん:これまで「アントマン篇」や「サムライ篇」を通して、さまざまな生き方をする方々との出会いをお届けしてきました。探検家が異なる価値観や生き方を持つ人々に出会っていく姿を描くことで、「心の豊かさ」の広がりをさらに届けていきたいと考えています。「次はどんな人と出会って、どんな新しい世界が見られるんだろう?」と、皆様にも探検家と一緒に冒険するような感覚でワクワクしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
* * *
多様な生き方や価値観に触れながら、これからも進んでいく「キャプテン・モットの冒険」。忙しい日々を送る私たちにとっても、「自分が大切にしたい時間や満たされる瞬間って何だろう?」と、ふっと立ち止まって見つめ直す心地よいきっかけになりそうです。
取材・文=宇都宮薫
宇都宮薫
フリーランスのライター・編集者。ウェブ・雑誌・書籍などのメディアで、旅、グルメ、子育て、カルチャーを中心に執筆。土地の歴史や地形、伝承を紐解きながら歩く旅をライフワークとする。単なる情報紹介に留まらない、背景にあるストーリーを掬い上げる丁寧な記事づくりを心がけています。Information
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