「信頼感」を作るのは肌！ 初対面で好印象をつかむ方法／読むだけで「最高の自分」！大人の美容BOOK（3）

初対面で好印象をつかむ方法

人生100年時代、年齢や既婚未婚、子供がいるいない関係なく、これからもずっと働いていたい、輝いていたい、という女性はどんどん増えていますよね。そういう時、何かやらなくちゃ！　と習い事をしたり、資格取得に走ったりするなら、私は断然、肌磨きをおすすめします。

というのも、以前、大企業の経営者の方のヘアメイクをした際に、「海外赴任の候補者が2人いるのだけど、ひとりはよく肌荒れをしているんだよね。肌に出てしまうってことは、海外での暮らしや外国人との交渉には耐えられないかもしれないよね」と、何気なく言われたことがありました。外資系企業などでは、体型や姿勢などが自己管理ができているかどうかの判断材料になるというのはよく言われますが、肌もそのひとつなんだなあ、と印象に残った出来事でした。

肌の状態には毎日のスキンケアや食事、睡眠など、小さな努力の積み重ねや習慣がしっかり現れます。一朝一夕にキレイになるものではないからこそ「肌はその人の生活や心意気を反映する鏡」。肌がキレイなことは「信頼感」につながるのです。

40歳を過ぎて美しい肌の持ち主は、美しい人に見えます。
50歳を過ぎて美しい肌の持ち主は、信用されます。
60歳を過ぎて美しい肌の持ち主は、尊敬されます。
70歳を過ぎて美しい肌の持ち主は、エレガントな美人に見えます。

肌は、年齢を重ねるごとにあなたの価値を高めてくれる味方になります。何かしなくちゃ、と焦る前に、まずは肌磨きをしてみませんか？

目指したいのは、70歳でノーファンデ

私の目標は「70歳になった時にファンデーションを塗らなくてもいい肌」になること！　実はそのくらいの年齢になると新陳代謝も落ち着いてくるから、メイク崩れもしにくくなります。そしてシワは深くなるから、ファンデーションを塗りすぎないほうが、かえって肌がキレイに見えるのです。

もちろん、しっかりケアを重ねてきたことが前提ですが、キメが整っていれば、お粉でパッと押さえるだけでも十分キレイ。その分、アイメイクや眉毛に時間をかけてあげると、とってもおしゃれに仕上がるんです。「きっとこの人は、丁寧に暮らしてきたんだろうな」って。

そんなふうに見た人に一瞬で想像させる力が、大人の美肌にはあります。だって、毎日の積み重ねがなければこんな肌にはなれないって、みんなわかっているから。「初めまして」の瞬間から、「この人はちゃんとしている人に違いない」って思わせて、信頼を引き寄せられる、すごい武器ですよね。

年齢を重ねるほど、シワやシミを隠すのが目的になりがちでメイクがどんどん濃くなってしまいますが、実はバッチリお化粧してますっていう顔は、少し攻撃的な印象を与えます。完璧にシミを隠して、シワを気にして笑わない完ぺき美人より、ナチュラルに笑えるような歳のとり方をしたい。

70歳になった時に、やさしい美人オーラをまとえたら、きっと幸せだと思うのです。

今、もしあなたがお肌にコンプレックスがあったとしても、70歳まではまだまだ時間はたっぷりあります。だって、スキンケアは1日に朝と夜2回あって、1ヶ月なら60回分。1年なら730 回分！
この積み重ねに肌は絶対に応えてくれます。それを10年20年重ねたらどれだけ変わっちゃうの⁉

肌をキレイにするだけで、幸せな人生が待っているかもしれないって思うと、とってもワクワクしちゃいますよね。
大切なのは、「こうなりたい！」っていう目標を持つこと。例えば、有名人の中から「こんな人になりたい」という人を探すのもおすすめ。

私の講座に来てくださる生徒さんはアラフォー、アラフィフの方々が多いのですが、年齢を問わずに人気なのが、新垣結衣さんです。ポイントは、「ガッキーになりたい」ことではなく、「ガッキーを好きな理由」に注目してほしいのです。

ちなみに、受講生の皆さんにガッキーを好きな理由を聞いていくと、柔らかさややさしそうな雰囲気が好きというキーワードが出てきます。つまり、それが目指したい方向。ガッキーのような柔らかさ、やさしさがあふれる女性らしさを目指していこう！　という目標がクリアになるんです。

著＝SHOKO／『1秒で惹きつける人になる 読むだけで「最高の自分」!大人の美容BOOK』（KADOKAWA）