入試会場で漫画みたいな大ピンチ! 時計が転がって…ガッシャーン!?/ただの主婦が東大目指してみた(46)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
くそぉ……コンビニの列の前に並んでるお兄さん、まさかの時計忘れ仲間かよ!
私と同じく5分前に買いに来るなんて、親しみしか感じないわ!
前のお兄さん「ちょっと電池取ってくるんで、待ってもらえますか?」
おいおいおいおい。
おいおいおい。
チョット待って・お兄さん。
後ろに人がいるんだから、並び直しなはれや!
でも変な感じになりたくないから我慢我慢……
ああああああああ
はよはよはよはよはよはおおおおおお
らららららああああああ
並んでる間ずっと、どういう動きをすれば最短でレジを済ませ、教室まで戻れるか考えた。
……よし。ついに私の番が来た。ここからが勝負だ!
急げ急げ急げ!!!
もうマナーとか特に考えず、階段を三段飛ばして大股広げて登っていった。
多分自分史上一番の大股開きだったと思う。
私の股関節も、突然の開き具合にさぞかし驚いたことでしょうね。
そして……
おっしゃあ、ぎり間に合った……
席について少しして、試験監督が説明を始めたから本当にぎりぎりだったんだと思う。
ハァ、それにしてもしんどい……しんどいよ……長年運動不足なんだもん。
息が、息が……
ハァハァしながら時計に電池を入れていたら
横のお姉さんがこっちを見てる気がしたから、呼吸の音量を下げるためにハァハァからフンフンに変えた。
ごめんねお姉さん。こんな人が隣で本当ごめんね。
この記事に共感したら
Information
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。