ふわふわで上品な甘みと塩けがたまらない「鯛そぼろ」/笠原将弘の「常備菜大事典」(6)

#食   
野菜とあえたり、ご飯にのせたり

『賛否両論 笠原将弘 常備菜大事典』 6回【全9回】


大人気料理人の「賛否両論」笠原将弘さんが、普段の食卓におすすめするのが日々頼りになる「常備菜」の数々。

長年にわたるお店での仕込みの技と手法による作り方は、どれもが手軽な材料で作ったとは思えない、一度作ったら二度も三度も食べたくなるおいしさに溢れています。

料理人歴30年以上を誇る笠原さんが、いまだからこそ提案したい日々に使える常備菜と、その展開料理をご紹介します。野菜・肉・魚介・乾物…といった素材別で紹介するので、「今日はこの素材で作ろう」と思ったらすぐに作れます!

今回は「魚介」を使った常備菜「鯛そぼろ」のレシピをご紹介します。

※本記事は笠原将弘著の書籍『賛否両論 笠原将弘 常備菜大事典』から一部抜粋・編集しました

鯛そぼろ

ふわふわで上品な甘みと塩けは、鯛で作るからこそ。野菜とあえたり、ご飯にのせたり

ふわふわで上品な甘みと塩けは、鯛で作るからこそ


◆材料(作りやすい分量)
鯛(切り身)… 300g
しょうが… 20g
A
 酒… 80ml
 砂糖… 小さじ1
 薄口しょうゆ… 20ml
 みりん… 大さじ2

1 鯛は焼いて身をほぐす。小骨はていねいに取り除く。

2 しょうがはみじん切りにする。

3 鍋にAを入れ、火にかける。煮立ったら1と2を入れ、弱火でほぐしながら炒りつけるようにして炊き上げる。

焼きかぶ鯛そぼろあえ

かぶの香ばしい焼き目に、鯛そぼろをまとわせて

かぶの香ばしい焼き目に、鯛そぼろをまとわせて


◆材料(2人分)
かぶ… 2個
塩… 適量
砂糖… 少々
鯛そぼろ… 50g
油… 大さじ1

1 かぶは皮つきのまま1.5cm幅に切る。茎は小口切りにして塩少々をふってもみ、出てきた水けをしぼる。

2 1のかぶの両面に塩少々と砂糖をふる。

3 フライパンに油を熱し、2を両面焼き目がつくまで焼く。

4 3をボウルに入れ、鯛そぼろ、1の茎適量を加えてさっとあえる。

レシピを参考にするときは

・塩は精製されていないもの、砂糖は上白糖、みりんは本みりん、酒は日本酒を使用しています。
・油は特に表記がない場合、サラダ油を表します。
・火加減は特に表記がない場合、中火を表します。
・野菜類は特に表記がない場合、皮をむいていること、種やへた、筋などを取り除いていることを前提としています。
・赤唐辛子は種を取っていることを前提としています。
・水けはペーパータオルでふいています。
・作り方にある「1時間以上おく」、「1日おく」などは、味を含めたり、なじませたりするための工程です。
・鍋中、またはボウルや容器などでそのまま数時間味をなじませる場合、特に指定のない限りは常温を指します。夏場は特に指定がない場合でも冷蔵室に入れてください。
・常備菜の保存は特に表記がない場合、清潔な保存容器に入れ、冷蔵室で3〜4日間保存可能ですが、冷蔵室の状態、保存容器の状態によっても異なりますので、それぞれご自身で確認して保存してください。保存可能な期間が例外についてのみ、レシピあとに記載しています。
・保存容器はアルコール消毒するなどした清潔なものを使用してください。ふたはいずれも粗熱がとれてからしてください。
・オーブンは熱源の種類やメーカー、機種によって加熱時間が異なります。様子を見ながらレシピを目安にご自身で加減してください。

著=笠原将弘/『賛否両論 笠原将弘 常備菜大事典』(KADOKAWA)

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