ロケットの打ち上げが「種子島」からなのはナゼ?/大人の教養 博識雑学2000(33)

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『大人の教養 博識雑学2000』33回【全80回】


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などなど、 あなたは知っていましたか?

知っていると思わず誰かに話したくなる、文化・社会・サイエンス・地理・歴史・ワールド・芸術・生活・スポーツなど、古今東西の幅広いジャンルの雑学ネタをたっぷりご紹介します。情報にあふれた今の世の中で知っておきたいお役立ち情報が満載。

文系理系じゃくくれない「大人の教養」が、日々の会話やちょっとした雑談に役立つはずです!

※本記事は『大人の教養 博識雑学2000』から一部抜粋・編集しました。

ロケットの打ち上げはなぜ「種子島」からなのか

ロケットの打ち上げはなぜ「種子島」からなのか

日本のロケット発射拠点は、列島南方に位置する種子島に置かれている。なぜ種子島なのか。

地球上には、質量を持つ物質・エネルギーなどが互いに引き合う引力と、地球の自転によって発生する遠心力が働いている。これらを合わせたものが、地球の中心に向かって引っ張られる「重力」となる。重力は地球の各所で少しずつ異なり、遠心力が少ない南極や北極に比べ、遠心力が大きい赤道付近ではより小さくなる。つまり、赤道付近からロケットを打ち上げたほうが上昇しやすいということだ。

また、通信や気象衛星の多くは、ロケットを使い、赤道上空約3万6000キロの高さを西から東へ回る静止軌道に向けて打ち上げられる。赤道の真下からロケットを発射すれば、上に真っすぐ飛ばすだけなので制御に手間はかからないが、地球は球体なので、赤道から離れた場所から打ち上げる場合、静止軌道に乗せるために多くのエネルギーが必要となる。

こうした理由から、北半球にある日本の宇宙基地はより赤道に近い「南」に位置する種子島に置かれているわけだ。

著=雑学総研/『大人の教養 博識雑学2000』(KADOKAWA)

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