実はやりがち…！この冬、コートとブーツは「玄関から中に持ち込まない」のが正解です！
毎年、この時期に悩むのがコートやブーツなどのお手入れ方法。汚れだけでなく、風邪やインフルエンザなどの菌やウイルスも気になり始める今こそ、きちんとケアをしたいものですね。ということで、簡単にできる正しいお手入れ方法を、KARADA内科クリニック渋谷・院長の田中雅之先生と、All About「家事」ガイドの毎田祥子さんに教えていただきました！今回は、外出用の冬物のお手入れをご紹介します。
【コートなどのアウターのお手入れ】
週に１回ブラッシングで表面の汚れを落とす
１シーズン洗わずに使用することもあるコート類。「どのくらいの頻度で着ているか、どんな素材かなどにもよりますが、衿や袖はメイクや皮脂などがつきやすい部分。またホコリがつくと、くすんで見えることも。いつもは玄関に置いておき、休みの日などにブラシをかけておくと、気持ちよく着られます」（毎田さん）
シーズンの使い始めにベランダで防汚スプレーをかけるのも効果的！
【ブーツのお手入れ】
表面についた汚れをやわらかい布で拭く
砂ボコリなど、汚れが目に見えてつきやすいのがブーツ。「表面の軽い汚れであれば、拭き取るだけで簡単に落とせます。使い古した下着やストッキングなど、やわらかい布を使って拭きましょう」（毎田さん）
【洗えないバッグのお手入れ】
持ち手だけでも除菌シートで拭いておく
「気をつけたいのは、よく触る持ち手部分。帰宅後は、除菌シートなどで軽く拭いておきましょう。それでも気になる人は、玄関にバッグ置き場を作り、除菌スプレーを吹きかけて、部屋に持ち込まないようにすると◎」（毎田さん）
※色落ちやシミができるおそれがあるので、使用する際は素材を必ず確認してください。
【菌＆ウイルス対策アドバイス！】
冬の衣類は玄関に置き場を作り、毎日除菌スプレーを
「手っとり早くモノから菌やウイルスを除去するには、濃度70〜90%以下のアルコールや次亜塩素酸水などが効果的。帰宅後すぐにコートや手袋を脱ぎ、スプレーを吹きかけてから玄関で保管します。ホコリを落としたいときも除菌してから行なうと、菌をまき散らかさずにすみますよ」（田中先生）
※ 素材によってお手入れ方法が異なる場合があります。商品の取扱説明書を確認してください。
この記事で紹介する「除菌スプレー」とは、手指消毒用の「アルコール除菌スプレー」とは異なります。
また、次亜塩素酸はアルコールと異なり、手指の消毒には使用できません。
＊ ＊ ＊
コートはなかなか洗えないものですが、着ているうちに確実に衿や袖は汚れてきます。とくに、淡い色のコートは要注意。こまめに汚れを落としましょう。ブーツや革のバッグなど、洗えないうえに型崩れが気になるものは、できる範囲で清潔を保つ工夫をすることが大切です。
撮影／三佐和隆士 編集協力／鈴出智里
【レタスクラブ編集部】
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この記事で紹介する「除菌スプレー」とは、手指消毒用の「アルコール除菌スプレー」とは異なります。
また、次亜塩素酸はアルコールと異なり、手指の消毒には使用できません。
▶教えてくれたのは
田中雅之先生
KARADA内科クリニック渋谷 院長。医学博士。日本感染症学会専門医。地域の内科医として、患者の健康にまつわるさまざまな相談に向き合う。また感染症専門医として、新型コロナウイルス感染症のみならず、性感染症、HIV 感染症、ワクチン診療にも従事。
毎田祥子さん
All About「家事」ガイド。家事アドバイザー、ライター＆コラムニストとして、雑誌や新聞などのメディアで活躍中。洗濯や時短を中心に、実践的で快適さも感じられる家事術が人気。著書に『ラクしてちゃんとした暮らしができる！ 魔法の〝朝だけ家事〟』（PHP研究所）など多数。
＜レタスクラブ 2022年11月号より＞
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