健康な猫は美しい! 「体の健康」と「心の幸せ」両方が大切/猫と幸せに暮らすための教科書(1)

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健康な猫は美しい!

『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』 1話【全10話】


いるだけで人を和ませる力のある猫は、もはや家族の一員。元気でいるのが当たり前のように思いがちですが、猫と人はまったく違う生き物です。

私たち飼い主が準備した環境で、猫本来の自由と幸せを感じながら生きているのか? 体調に異変はないのか?

そういった猫のメンタルケア&ヘルスケアについて、猫好きの獣医師・野澤延行さんがご紹介。初めて猫を飼う人や、猫の心身の健康に配慮したい人は、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事は松本勇祐著、野澤延行監修の書籍『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』から一部抜粋・編集しました。


健康な猫は美しい

猫の外見の美しさは、心身の状態をそのまま表します。猫の体の機能が正常であれば外見も美しく、逆に体調が悪ければその機能が低下し、毛づくろいも減って、さらに毛づやが悪くなります。

猫の毛のふわふわ感は、健康のバロメーター。毛の主成分であるケラチンは、肉・魚などの良質な動物性タンパク質によって作られています。

短毛種と長毛種の猫がいますが、多くの猫は上毛と下毛のダブルコート(二重構造)で、体が覆われています。上毛は紫外線から皮膚を守り、体表の柄となっています。下毛は体温調節の役割をしています。なお、猫の皮膚は感覚器官でもあります。

猫の外見の美しさは内面的なものにも起因しているので、家に猫が甘えられる居場所があることが大切です。今日も、猫がいつもと変わらず美しいなら、その猫は心と体ともに健康なのです。

まとめ

猫の美しさは、「体の健康」と「心の幸せ」、その両方があって、維持される。

その猫が美しいならメンタル&ヘルスケアは大丈夫

いきなり結論。その猫が美しいならメンタル&ヘルスケアは大丈夫です。

飼い猫に美容の極意を教わった気がする…


【プロフィール】
野澤延行(監修)
1955年東京都出身、獣医師。北里大学畜産学部獣医学科卒業。東京都獣医師会会員。「動物・野澤クリニック」院長。谷中で野良猫問題およびTNRにも取り組む。著書に『猫のための家庭の医学』(山と渓谷社)、『ネコに言いたい たくさんのこと』(池田書店)、『猫と暮らせば』(集英社新書)ほか多数。

著=松本勇祐、監修=野澤延行/『猫と幸せに暮らすための教科書 家族が知っておきたい猫のメンタル&ヘルスケア』

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