生きるのがしんどい35歳女性が考えた『死ぬまでにやりたいことリスト』で本当にやってよかったベスト3とは?

#趣味   
とりあえず書き出してみたけど…

皆さんには「死ぬまでにやりたいこと」はありますか?
人生の終わりを迎えるまでにしたいことを明確にすることで生きがいや目標が生まれる、と言われていますよね。

漫画家のタワシさん(@tawashi3333)による『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』は、「35歳、ほぼ無職、友達もいない、何もしたくない」という女性が、リストを捻り出し、なんとか消化していく…というストーリーなのですが、その独特のおもしろがクセになると言う人が続出。SNSでは合計10万以上のいいねを獲得し、さらには「WEBマンガ総選挙2023」の50作品にもノミネートという話題作です。

自己肯定感はゼロ以下⁉ な主人公の「やりたいことリスト」

すべてがしんどい…やりたくないことだらけ

主人公の多和志田たわ子は「同年代の知り合いはバリバリ働いて稼ぎまくったり、子育てに邁進したり…キラキラ見えるのに、自分は1ミリも社会の役に立っていない」と悲観しています。

なにやってたの私…

「しいていえば永遠に寝ていたい…」「やりたいことなんて思いつかない」とネガティブな感情を抱きながら過ごす毎日。ふと気づけば、20代のころ「いつかやりたい」と思っていたことが何一つできていませんでした。そこで、スカイダイビングや断食、アフタヌーンティー、はたまた滝行など、「人生で死ぬまでにやりたいことリスト」を書き出し、実行してみることに。

本当にこれかな?

主人公が挑戦した内容は、作者のタワシさんが体験したことをベースに綴られています(※プライバシー保護や、個人、施設等の特定を避けるために一部フェイクを入れているとのこと)。

経験した人にしか分からない!やってよかったことベスト3をご紹介

タワシさんに聞いた「実際にやってみてよかったことベスト3」を、漫画の内容とともにご紹介します。

【第3位】家から海まで歩いてみる(徒歩7時間くらい)

この日たわ子さんが挑戦することにしたのは、自宅から約40km離れた海をゆったり歩いて見に行くこと。あまりの長距離におじけつきながらも、いつもはやらないラジオ体操と朝食をとり、出かけることにしました。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

普段見ることのない景色を見ながら順調に進んでいたたわ子さんでしたが、家を出てから5時間後、足が痛くて歩けなくなってしまいます。あまりの痛みにうずくまり、孤独と不安をひしひしと感じていたたわ子さんですが、ふと目を上げると、そこには「海から10km」の文字が! 

30kmもの道のりを歩いてこられた事実に勇気づけられたたわ子さんは再び歩きはじめ、なんとか日が暮れるまでに海に着くことができたのでした。疲れすぎてきれいな景色はどうでもよくなってしまったそうですが、40km歩いた後のご飯の味は格別だったそうです。

作者タワシさんの感想
「終わった後の達成感が一番ありました。二度とやりたくないこと1位でもあります」


【第2位】スカイダイビング

「スカイダイビング」と「バンジージャンプ」は、たわ子さんが死ぬまでにやりたいことを考えたとき、最初に頭に浮かんだことでした。ただ「バンジーの方が圧倒的に怖い」という口コミを見て、「家で寝ていたいけど…スカイダイビング」にまずは挑戦することに。

一睡もできずに臨んだスカイダイビング当日。
参加費の5万円を払って受付をすませたたわ子さんの目に飛び込んできたのは、同じツアーに参加していた陽キャぞろいの男子4人組の姿でした。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

「若者はキラキラして楽しそう。未来があるけど私は夢も希望もない」とずっとネガティブなたわ子さん。なんとか飛んだのですが「全身が風を受けて痛い!ずっとビンタされてるみたい」「わけがわからない」と楽しむ余裕まではなかったようです。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

ですが、地上に降りたたわ子さんには「私、生きてる!」という解放感がありました。

作者タワシさんの感想
「飛んで地上に帰ってくることで死への恐怖と生きていることを実感できたのでやってよかったです」


【第一位】断食

以前からたわ子さんが興味を持っていた断食。
「自然豊かなリゾート地で癒されながら断食できる施設」があると知り、詳しく調べてみることに。しかし、1週間のコースの料金はなんと10万超え!! 

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

「そんなお金があったらほかにいろんなことできそう…」と思うのですが、特に何もなかったことに気づき、高額な料金を支払って断食道場へ行ってみることに!

空腹のあまり夜眠れなかったり、ほかの参加者とコミュニケーションが取れなかったり、塩分が恋しい…と嘆いたりしますが、次第に体が整うのを感じて前向きに! と思いきや、謎の体調不良に見舞われ散々な目に…。

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』より

それでも全日程を完走したたわ子さんは「ごはんが食べられるのはありがたい」とポジティブな意見を綴るのでした。

作者タワシさんの感想
「ご飯のおいしさを知ることができたのでよかったです」


著者タワシさんに聞きました!

『生きるのがしんどい女が「死ぬまでにやりたいことリスト」を消化していく話』著者であるタワシさんに、インタビューしました。

――今回、このテーマで漫画を描こうとしたきっかけを教えてください。

タワシさん
「毎日がうつうつとした気分で生きる気力がなかったときに、どうせ死ぬなら死ぬまでにやりたいことをやってからにしようと思ったことがきっかけです」

――SNSでもたくさんバズっていましたね。そうした反響をうけて感じたことはありますか?

タワシさん
「たくさんの方に『共感した』と言っていただけて、みんなそれぞれ生きづらさを抱えながら頑張って生きてるんだなと思いました」

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――今後描いてみたいことやテーマはありますか?

タワシさん
「いつか海外でなにかにチャレンジしてみたいです。なにをチャレンジするかはまったく決めてません」

――人生の最後に食べたいものはありますか?

タワシさん
「いまのところあんかけチャーハンが食べたいですが、死ぬ前の胃が受け付けてくれるかどうか不安です」

*****

「働く気力もない、何もしたくない」と言っていた主人公のたわ子さんが、やりたいことリストを実行していくこの漫画。一度読むとハマってしまう人が多いのは、同じような想いや生きづらさを感じたことがある人の共感を呼んでいるからかもしれません。

「1ミリもやりたくない」「本当はずっと寝ていたいのに…」とボヤきつつも挑戦をやめない主人公を、だんだん応援したくなってくるはず! ふんわりした絵柄と、漫画の中に出てくるダジャレやキャラクターのかわいさにも癒されます。


文=山上由利子

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