はちみつとバターが香るふわふわ生地が最高！ 「はちみつマドレーヌ」／手作りお菓子の教科書（6）

洋菓子店のパティシエとして、製菓学校の先生として、そしてお菓子教室の先生として、20年にわたりたくさんのお菓子に携わる仕事をしてきたのは、オンラインスイーツスクール「Saki.+」のパティシエ・中嶋咲絵さんです。

そんな様々な現場を見てきた中嶋さんだからこそ伝えられる、お店で売られているようなお菓子を家庭でもおいしく作れるようになるための大事なポイントの数々。ぜひ参考にしてください！

※本記事は中嶋咲絵著の書籍『手作りお菓子の教科書 プロが教える本当のコツ』から一部抜粋・編集しました。

はちみつマドレーヌ

はちみつとバターが香るしっとりふわふわの生地に仕上げます。液体のオイルを入れることで翌日もしっとり感をキープ。お好みでバターと油の比率はアレンジすることも可能です。バター100％で作るとリッチな味わいになり、米油100%で作るとより軽くふんわりに仕上がります。
【作業時間 20分＋焼き時間 20分】

材料（直径7.5cm×高さ2cm ペットカップ 6個分）

全卵…2個
グラニュー糖…50g
はちみつ…30g
薄力粉…70g
ベーキングパウダー…0.5g
無塩バター…40g
米油…20g（サラダ油でもOK）

100円ショップなどでも購入できます

下準備

・型を天板に並べる。

・湯せん用に60℃程度のお湯を用意する。

・薄力粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせる。

準備ができたら、作ってみよう！

生地を作る

1　ボウルに卵を割り入れ、ハンドミキサーで溶きほぐす。

2　グラニュー糖とはちみつを加え、さらに混ぜ合わせる。

3　2を湯せんにかけ、生地が40℃程度になるまで温めながら泡立てる。

4　バターと米油を別のボウルに入れ、湯せんにかけてバターが溶けるまで温める。

オーブン予熱スタート（170℃）

5　湯せんから外した3をさらに泡立てる。

6　泡立て終了の見極めは、「8の字」を書いてゆっくり消えていく程度。

7　ハンドミキサーを低速にし、約1分キメを整える。

8　薄力粉とベーキングパウダーを2回に分けてふるい入れる。半量加えたら、ゴムベラで底からすくい上げるように混ぜ合わせる。

9　粉気がなくなったら残りの薄力粉とべーキングパウダーをふるい入れ、同じように混ぜ合わせる。生地に少しツヤが出てきたら混ぜ終わり。

10　4に9の生地をゴムベラでたっぷりふたすくい程度加え、よく混ぜる。

11　10を9の生地に戻し入れる。

型に入れて焼く

12　全体が均一な状態になるように、ゴムベラでさっと合わせる。

13　生地を絞り袋などに入れて、先端をカットし、型に均等に流し入れる。
※絞り袋には口金を入れなくてOK。その方が扱いやすいです。

14　一度天板ごと10cmくらいの高さから落としてショックを入れて気泡を抜き、170℃のオーブンで18～20分焼く。

15　焼き上がったら、オーブンから出してすぐに天板を落としてショックを入れ、生地の熱気を抜く。

16　天板から外し、ケーキクーラーの上でさます。

著＝中嶋咲絵／『手作りお菓子の教科書 プロが教える本当のコツ』