【50歳からの資産形成】値動きに左右されない「ドルコスト平均法」とは/50歳からの「新NISA×高配当株投資」(10)

ドルコスト平均法とは

老後資金は貯金だけで大丈夫?不労所得で老後のゆとりをつくる方法
『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』10話【全11話】


子どもは独立したし、今まで貯めてきたお金が少しあるから…と預貯金だけで老後を迎えようとするのは、実は危険!? 物価が上がりお金の価値が下がっている今、ゆとりある老後を迎えるためには「お金を生む資産」をもつことがポイントだそう。

資産形成を始めるには遅すぎると諦めず、50代から始められる「老後のゆとりを生む方法」を学んでみませんか。


一定の期間ごとに一定の金額で買う 
ドルコスト平均法で長期的な資産形成


値動きに左右されず淡々と買う!


投資資金を毎月一定にして長期投資

投資においては時間分散が重要です。ここでは時間を分散して買う手法の代表である「ドルコスト平均法」について解説します。

ドルコスト平均法とは、「一定の金額で、一定の期間ごとに商品を購入する」という方法です。投資金額を毎月一定にすることによって、購入価格が高いときは少なく、安いときは多く買うことができます。

例えば、株価が2000円の銘柄があり、毎月1万円を投資しているとします。このときこの銘柄は5株買えます。株価が上がって2500円になったとすると4株、下がって1500円になったときは6株買えます。資金は1万円のまま買い続けるので、株価が上がったときも支出は変化しません。株価が安いときに買おうとして、チャートを見続けるような手間も不要になります。

このように高値で買うリスクを回避しながら、購入金額を平準化して投資を続けられる方法がドルコスト平均法であり、長期的な資産形成を行いやすくなっています。

<ドルコスト平均法で低リスクな長期投資をしよう>

【ドルコスト平均法の考え方】

ドルコスト平均法の考え方


一括購入したら……
・1カ月目に一括購入すると、25株を5万円で購入
・2カ月目に一括購入すると、20株を5万円で購入

いつが高いか低いかわからないからこそドルコスト平均法で時間を分散してリスクを抑えよう

★感情に左右されず淡々とできるのもいい

*  *  *

【著者】
頼藤太希/株式会社Money&You代表取締役。中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。WebメディアやYouTube、書籍、講演などを通してお金の情報を日々発信中。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

高山一恵/株式会社Money&You取締役。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業。10年間取締役を務め退任後、現職へ。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。ファイナンシャルプランナー(CFP®)。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。

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※本記事は頼藤太希、高山一恵著の書籍『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』から一部抜粋・編集しました。

著=頼藤太希、高山一恵/『お金の不安がスーッと消える! 資産寿命をぐんぐんのばす マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」』

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