最初から演じていればいいんだ。「お母さんとの関係は良好」という嘘をついた高校時代

「お母さんとの関係は良好」という仮面

虐待児のニュースを見ながら「かわいそう」と発言。自分の行いを省みない毒親/毒親に育てられました2(1)
『毒親に育てられました2 多感な思春期に毒母と暮らして 自己肯定感ゼロの少女になりました』 5回【全7回】


多感な時期に毒親と二人暮らし。その呪縛から逃れるために綴った記録。

暴言や暴力、過干渉などで娘を縛り付ける「毒親」に育てられたつつみさん。過去のトラウマから解き放たれるために、母から受けた嫌な思い出をひとつひとつ日記に書き記すことにしたんだそうです。

母から理不尽に怒られ、体罰を受ける日々が続いていた中高生時代。成長するにつれ、母子関係の異常さに気づき始めるのですが、期待して裏切られることへの恐れから誰にも相談できません。さらに、周りに迷惑がかからないように本当のことを隠すようになり…。

母とふたりきりの生活で、肉体的にも精神的にも母に虐げられていた、つつみさんの思春期の様子を見てみましょう。

※本記事はつつみ著の書籍『毒親に育てられました2 多感な思春期に毒母と暮らして 自己肯定感ゼロの少女になりました』から一部抜粋・編集しました。


母に脅され、片道2時間かかる店にビデオ返却に行かされたつつみさん。母が寝ている間に行き、くたくたになって夜遅く帰ってくると、「どこに行ってたの!」と理不尽に怒られます。担任の先生にも連絡がいってしまい…

お母さんと何かあった?

…先生に相談したくなったらいつでもしてね

こうやってウジウジ考えてる自分にも呆れてきた…

…これでもう誰にも期待しなくて済む


相談したくても、期待し、裏切られることが怖くて踏み出せないつつみさん。偽りの仮面をつけることで、つつみさんの心の傷が増えていくのが心配です。

著=つつみ/『毒親に育てられました2 多感な思春期に毒母と暮らして 自己肯定感ゼロの少女になりました』

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