趣味を仕事にするには? “推し活”が高じてフリーランスのWebライターに

趣味を仕事にするには?オタクWebライターが実際に獲得した案件を紹介

誰もが一度は「趣味が仕事になればいいのに」と思ったことがあるのではないでしょうか。自分の好きなことが仕事につながりやすい、Webライターという働き方が気になっている人もいるかもしれません。

一方でWebライターに興味がありつつも、「どんな案件があるのだろう」「未経験でもできるのかな」と不安に思っている人もいますよね。

今回は、“趣味を仕事に”を実現したフリーランスWebライターの音月りおさん(@web_oto)に、趣味を活かしてどんな案件を獲得してきたのかを聞いてみました。

【画像で確認】推し活が仕事に!一人のオタクが「Webライター」という働き方に出会うまで


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Webライターの音月りおです!

私は現在、宝塚歌劇団のファン(通称:ヅカオタ)をしながらフリーランスWebライターとして働いています。これまで文章やWebに関わる仕事の経験はありませんでしたが、宝塚歌劇団に関する執筆案件を見つけたことがきっかけで、Webライターの世界に飛び込みました。

「趣味を仕事にする」と言っても、実際にどんな案件があるのかイメージできないという人もいますよね。今回は私が趣味をきっかけに、どんな経緯でどんな案件を獲得してきたのか実体験をお話できたらと思います。

宝塚歌劇団のファンブログ記事

私がWebライターという働き方に出会うきっかけになったのは、「宝塚歌劇団のファンブログに掲載する記事を書いてください」という案件でした。しかも案件を探していたわけではなく、ネットで宝塚歌劇団について検索していたときにたまたまクラウドソーシングサイト※で見つけたものでした。
※仕事を受発注したい企業や個人が、インターネット上で取引できるサービス

執筆の実績はもちろんなく、全くの未経験でしたが「やってみたい!」という気持ちだけで即応募。とにかく宝塚歌劇団が好きということをアピールして、無事に初めての案件を獲得しました。

記事の内容は、宝塚歌劇団のおすすめ公演や今気になるタカラジェンヌ、公演の感想など、宝塚歌劇団に関することなら何でもOKという自由な案件でした。文字数は2000文字前後、報酬は手数料を引いて1000円弱でしたが、書くことの楽しさに目覚めた思い出深い案件です。

宝塚市民に向けた街ネタ記事

宝塚歌劇団だけではなく宝塚という街そのものに惚れ込んでいた私は、Webライターになる前に岡山県から宝塚市に引越しをしていました。そしてある時、自分がよく見ていた宝塚市民向けのWebメディアでライターを募集しているのを発見したんです。

しかしクラウドソーシングサイトに載っている案件ではないため、自分でサイトの管理人さんにメールをしなければなりません。初心者の私にはかなりハードルが高かったのですが、当たって砕けろの気持ちで管理人さんに連絡し、後日面談をすることになりました。

すると丁度メインライターを探していたとのことでとんとん拍子に話が進み、週に5本ほど執筆することが決定。宝塚市のお店の開店・閉店情報やイベント情報の更新をメインに、宝塚歌劇の公演情報や感想なども書かせてもらっていました。

報酬は1記事1000円ほど。月に約2万円稼げる安定した案件だったことに加え、ネタ探しのために外に出る機会が増えてより宝塚の街が好きになりました。


宝塚の観光スポット・飲食店の紹介記事

自分がよく見ていた宝塚市民向けのWebメディアでライターを募集しているのを発見したんです。

宝塚市民向けの街ネタ記事の執筆がきっかけで、もっと宝塚の街をPRしたいという思いが芽生えてきていた頃、クラウドソーシングサイトで「あなたの好きな街を紹介してください!」という案件を発見しました。

1記事2000円ほどの単発案件でしたが「私が求めていた仕事だ!」と思い応募することに。自分のお気に入りのパン屋さんを紹介する記事を執筆したところ、熱量が伝わったのか「連載しませんか?」とお声がけいただきました!

その後もタカラジェンヌ御用達のお店を紹介したり、宝塚市民しか知らない隠れ家的なお店を紹介したりと、大好きな宝塚の街の魅力を伝えられました。

趣味に関する案件を獲得するコツ

ここまで私の体験談を紹介してきましたが、もしかしたら「自分には無理かもしれない」と思った方もいるかもしれません。もちろん自分の好きなジャンルの募集が常にあるとも限りませんし、タイミングによってはなかなか採用してもらえないこともあります。

そんなときはSNSを活用して、自分の好きなことへの愛を発信してみるのがおすすめです。プロフィール欄に趣味や好きなものを書いておくのもいいですね。私は実際に「ヅカオタです」「宝塚に住んでいます」とSNSでアピールしていたところ、宝塚に関する記事を書けるライターを探しているというメディアに声をかけてもらった経験があります。

またクラウドソーシングサイトだけではなく、自分がよく見ているサイトやブログでライターを募集していないかチェックしてみるのもおすすめです。クラウドソーシングサイトを介さない直接契約は少しドキドキしますが、「実績がないから無理だ」と決めつけずに応募してみてください。実績よりも「好き」という熱量が重視される案件もありますよ。


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音月さんは執筆経験がなくても、「宝塚歌劇団が好き」という熱い気持ちでどんどん案件を獲得していったんですね。最初は不安に思っても勢いで飛び込んでみれば、初心者でも書ける案件に出会えるかもしれません。

音月さんの実体験を参考に、皆さんも自分の好きなジャンルの案件を探してみたり、SNSで「好き」を発信してみてはいかがでしょうか。




▶プロフィール
音月りお
Z世代のフリーランスWebライター。エンタメコラム、Webニュース、SEO記事など幅広いジャンルを執筆しながら推し活に邁進中。舞台観劇や芸術鑑賞、読書が大好き。


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文=YY

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